誕生石って？誕生石にまつわる豆知識と、誕生月ごとにご紹介した記事を一挙にまとめました。自分の誕生石や大切な方の誕生石をチェックしてくださいね！

誕生石とは？

「誕生石」とは1月から12月の各月に割り当てられた、誕生月の宝石を身に着けるとお守りになると言われている宝石のことです。日本で一般的によく知られている「誕生石」は1912年にアメリカの宝石商組合が定めたものを基にして、1958年に全国宝石卸商協同組合が制定したものです。

由来としては旧約聖書の『出エジプト記』という説や新約聖書の『ヨハネ黙示録』という説、紀元前から続く西洋占星術説など諸説ありますが、明確ではありません。また国の風習によって選ばれている種類に若干の違いがあります。

誕生石が63年ぶりに改訂

2021年12月に63年ぶりに誕生石が改訂されました。
今回の改訂はジュエリー業界に混在してしまっている誕生石リストを統一するためのものです。

追加された誕生石

今回の改訂には現在の誕生石の基となったアメリカの宝石商組合（現ジュエラーズ・オブ・アメリカ）が追加した4石、日本オリジナルで追加した5石、その他1石の10石が新しく加わりました。

日本オリジナルの誕生石

新しい石が追加される前からも、3月サンゴ、5月ヒスイはなじみが深い宝石として日本の誕生石とされてきました。
今回選ばれた日本独自の誕生石は鉱物の発見や名づけに関わる人物の誕生月に合わせて3月アイオライト、4月モルガナイト、7月スフェーン、9月クンツァイトが選ばれています。また、2月クリソベリル・キャッツアイのみ由来が独特で、2月22日の日本における猫の日と2月17日の多くのヨーロッパにおける「WORLD CAT DAY」があるためとされています。

【目次】月別 誕生石一覧

1月の誕生石

1月の誕生石はガーネット。和名は「ざくろ石」。ザクロの種にその色が似ていることから、ラテン語で「種」を意味する「グラナタス」にちなんで名づけられました。

1月の誕生石ジュエリーを紹介した記事はこちら

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ガーネットについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいね。 

2月の誕生石

2月の誕生石は、アメシストとクリソベリル・キャッツアイ。アメシストはクオーツの仲間。透明なパステル調のローズ色から深い紫色、菫色まであります。クリソベリル・キャッツアイはアレキサンドライトと同じ鉱物。微細な針状や繊維状インクルージョン（内包物）が含まれると、研磨によってまるで猫目のようなキャッツアイと呼ばれる光の反射効果が見られます。

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3月の誕生石

3月の誕生石はアクアマリン、サンゴ、アイオライト、ブラッドストーン。アクアマリンは、ラテン語で「海の水」という言葉がその名の由来です。サンゴは「コーラル」とも呼ばれており、鉱物ではない有機質起源の宝石。アイオライトは青みを帯びた菫色の宝石で、大昔はバイキング達が海を航海するときに羅針盤として使用されていました。

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4月の誕生石

4月誕生石はダイヤモンドとモルガナイト。地球上に存在する石の中で、最も硬く、最も有名な宝石とされています。モルガナイトは、ピンク色からオレンジピンク色のベリル（緑柱石）で、エメラルドやアクアマリンと同じ鉱物です。

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5月の誕生石

5月誕生石はエメラルドとヒスイ。エメラルドは、クレオパトラ鉱山と呼ばれる自らのエメラルド鉱山を持つほど、エジプトのクレオパトラが最も愛した宝石としても知られています。ヒスイは、緑の半透明な宝石で、カワセミの緑の羽根から名がつけられました。

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6月の誕生石

6月誕生石はパール（真珠）、ムーンストーン、アレキサンドライト。パールは真珠は古代から知られる宝石の一つで、有機質宝石です。ムーンストーンは、ローマでは「月の光」でできていると考えられていました。アレキサンドライトは「昼のエメラルド」、「夜のルビー」と言われ、昼の太陽光、自然光の下では青から緑色に見え、ロウソクの火や白熱灯に照らされると赤から赤紫に見えます。

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7月の誕生石

7月誕生石はルビーとスフェーン。ルビーは古くから大切な宝石とされ、パワー、愛、ロマンスを呼び起こすといわれています。スフェーンはダイヤモンドより光の分散（ファイア）が強い宝石で、ギリシャ語でくさびを表す言葉からつけられました。

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8月の誕生石

8月誕生石はペリドット、スピネル、サードオニックス。ペリドットは夜の照明の下でも美しく輝き「イブニングエメラルド」とも称され、古代エジプトでは「太陽の宝石」と呼ばれていました。スピネルは宝石鑑別教育の誕生のきっかけとなった、長年ルビーと混同されてきた宝石です。

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9月の誕生石

9月の誕生石は、サファイアとクンツァイト。サファイアはコランダムという鉱物で、ラテン語で青を意味する「サフィルス」という言葉がその名の由来です。クンツァイトは、淡いライラックからピンクがかった宝石で、1902年カリフォルニアで発見されました。

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10月の誕生石

10月誕生石はオパールとトルマリン。オパールは、サンスクリット語の「ウパラ(Upala)＝宝の石」がその名の由来です。トルマリンは、世界有数のカラーバリエーションを持ちます。

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11月の誕生石

11月誕生石はトパーズとシトリン。トパーズはカラーバリエーション豊富で耐久性もある宝石です。シトリンはフランス語でレモンを意味する「シトロン」がその名の由来。

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12月の誕生石

12月誕生石はターコイズ、タンザナイト、ラピスラズリ、ジルコン。ターコイズは世界最古の宝飾品の一つ。タンザナイトの鉱物名は「ゾイサイト」で、世界で唯一タンザニアのメレラニ鉱山でしか産出されません。ラピスラズリは宝石や魔除けの石として古くから愛用されてきました。ジルコンは地球上で最も古い鉱物です。

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