知っておきたい宝石「サファイア」について基礎知識をまとめました。
サファイアの基礎知識
サファイアは太古から世界中の宝石の目利きをうならせ、魅了してきました。
| サファイアの特徴 | |
|---|---|
| 原産地 | オーストラリア、カンボジア、中国、ケニヤ、マダガスカル、ナイジェリア、スリランカ、タンザニア、タイ、ベトナム |
| 色 | 多種 |
| 属性 | コランダム |
| 硬度 | 9.00 |
| 屈折率 | 1.762 - 1.770 |
| 比重 | 4.00 |
名前の由来
サファイアは、ラテン語で「青」を意味する「サフィルス（sapphirus）」という語がその名の由来です。
一日のうちの様々な空の色をしていることから「天の宝石」、「空の宝石」と呼ばれることもあります。
9月の誕生石として制定
サファイアは9月の誕生石として制定されています。宝石の石言葉は「慈愛、誠実、徳望」です。
9月生まれの方やサファイア婚式（45周年）のお祝いとして、サファイアがプレゼントに選ばれたりすることもあります。
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2番目に硬い宝石
サファイアはコランダムというルビーと同じ鉱物。ダイヤモンドに次いで二番目に硬い宝石です。
サファイアとはブルーサファイアのこと
頭に何の言葉もつかないサファイアは通常、ブルーサファイアのみを指します。ブルー以外の他の色のサファイアは、頭に色の名前がつきます。また総称で「ファンシーサファイア」とも呼ばれています。
サファイアにまつわる伝承
サファイアにまつわる伝承は、数多く残っています。
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バリエーションが豊富！ファンシーサファイア
ホットピンクからフォレストグリーンまで、サファイアの色のバリエーションはまさに万華鏡のよう。
ファンシーサファイアの独特の色は、鉄、クロム、チタンをはじめとするコランダムに含まれる微量元素によるものです。
- イエローサファイア
- カラーチェンジサファイア
- グリーンサファイア
- サンセットサファイア
- スターサファイア
- チャンタブリサファイア
- パープルサファイアまたはバイオレットサファイア
- パパラチアサファイア
- ピンクサファイア
- ホワイトサファイア
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人気の高い"ブルー"サファイア
パパラチアサファイアやピンクサファイアの人気は別として、サファイアの中で最も好まれているのは伝統的にブルーサファイアです。
ブルーは、心理学的に「思いやり」、「平穏」、「忠誠」の色とされ、男女ともに人気が高いカラー。
サファイアでは、パステルブルーから濃いダークブルーまであらゆる色があり、その中でも昔から一番好まれているカラーは、ブルーの色合いの中でも中間に位置する美しいブルー。
とはいえ、色のある宝石を購入する場合、それぞれの好みが大きく関係しますので、人それぞれ好きな色合いを求めているようです。
サファイアとルビーは同じコランダム
サファイアはルビーと同じコランダムという鉱物。色という重要な要素以外は同じで、赤以外のコランダムをサファイアと呼ばれています。
酸化アルミニウムの結晶であるコランダムは主に砂鉱床から、そしてまれにですが、地表のすぐ下の母岩鉱床から採鉱されます。
コランダムという名前は、タミル語、ヒンディー語、サンスクリット語で「ルビー」や「サファイア」を指す
「kurundam」、「kurund」、「kuruvinda」が由来だと言われています。
サファイアは「アロクロマティック（他色性）」の宝石で、その色は、鉄やチタンといった微量元素によって決まります。
珍しい現象「スター効果（アステリズム）」
スター効果（アステリズム）とは、「スター効果」とは宝石に見られる光の効果の1つで、宝石の表面に2条以上の条線が見えます。
この珍しい現象はルビーとサファイアの両方で見られます。
コランダムに見られるスター効果（アステリズム）は、多数の離溶した針状のインクルージョン（シルク）からの反射によるもので、ほとんどの種類ではこのシルクはルチルで出来ています。
産地によって変わるサファイア
サファイアは産地によって、わずかに見た目に違いがあります。主な産地と種類には次のようなものがあります。
- オーストラリア
- スリランカ
- カンチャナブリ（タイ）
- ナイジェリア
- カンボジア
- シャンドン（中国）
- タンザニア
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まとめ
サファイアについて基礎知識をご紹介いたしました。
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