自然や癒しを感じさせる緑色の宝石。この記事では、緑色という色が持つ意味を詳しく解説するとともに、代表的な宝石を一覧形式でご紹介します。
緑色の宝石とは?宝石の名前を一覧にまとめました。
緑色の宝石には実にさまざまな種類があります。以下に代表的な石をまとめました。
- エメラルド
- ヒスイ(翡翠)
- ツァボライト
- デマントイドガーネット
- グリーンサファイア
- グリーントルマリン
- クロムトルマリン
- ペリドット
- スフェーン
- クリソベリル
- マリガーネット
- クロムダイオプサイド
- メレラニミントガーネット
- シリマナイト
- クリソプレーズ
- アレキサンドライト
- ダイアスポア
緑(グリーン)の色とは?
緑色は、黄色と青の中間色で、草木や森など自然界で最も多く目にする色のひとつです。古代から人々の生活や文化に深く結びつき、「生命」や「再生」を象徴する色として親しまれてきました。

緑色が持つイメージ・意味
現代では、「癒し」「調和」「成長」「安心感」といった心理的イメージをもたらす色として知られています。見る人の心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるといわれ、インテリアやファッションなど幅広い分野で活用されています。
緑色に合う配色
ジュエリーにおいても組み合わせ次第で印象が大きく変わります。
ゴールド × グリーン
華やかで高級感のある印象に。

プラチナ・シルバー × グリーン
都会的で洗練された雰囲気を演出します。

赤・ピンク × グリーン
補色効果で鮮やかなコントラストを演出し個性を際立たせます。

緑色の宝石一覧(特徴と魅力)
以下では、それぞれの宝石の特徴や魅力を解説します。
エメラルド

- 誕生石:5月
- 特徴:四大宝石のひとつで、ベリルに属します。
- 意味・魅力:古代エジプトの女王クレオパトラが愛した宝石として有名。
ヒスイ(翡翠)

- 誕生石:5月(日本の国石)
- 特徴:古代から勾玉や装飾品に使われ、神秘的な力を持つと信じられてきました。
- 意味・魅力:健康や長寿を象徴し、東洋文化で特に尊ばれてきた宝石。
ツァボライト(グロッシュラーガーネット)

- 誕生石:1月(ガーネットの一種)
- 特徴:透明度の高い鮮やかな緑色をした石。
- 魅力:ティファニー社によって名付けられ世界中から注目を浴びました。
デマントイドガーネット

- 誕生石:1月(ガーネットの一種)
- 特徴:強い輝きと虹色のファイアを放つ希少な緑色ガーネット。ロシア産が有名。
グリーンサファイア

- 誕生石:9月(サファイア全般)
- 特徴:サファイアの中でもグリーン色をした宝石。
- 魅力:硬度が高く日常使いに適しています。
グリーントルマリン

- 誕生石:10月(トルマリン全般)
- 特徴:トルマリンの中でもグリーン色をした宝石。18世紀までエメラルドと混同されることも多かったと言われています。
クロムトルマリン

- 誕生石:10月(トルマリン全般)
- 特徴:クロムを含むことで生まれる鮮やかな濃緑色が特徴。
ペリドット

- 誕生石:8月
- 特徴:黄緑色の爽やかな輝き。
- 意味・魅力:「太陽の宝石」と呼ばれ古代から崇拝されてきました。
スフェーン

- 誕生石:7月
- 特徴:虹色の強いファイアを放つ希少石。ダイヤモンドよりも強い輝きを持ちます。
- 意味・魅力:ギリシャ語で「くさび」を表す言葉からつけられました。
クリソベリル

- 誕生石:なし(クリソベリル・キャッツアイは2月、アレキサンドライトは6月)
- 特徴:アレキサンドライトやクリソベリルキャッツアイは、クリソベリルの変種。硬度が高く普段使いに適しています。
- 意味・魅力:和名「金緑石」。ギリシャ語で黄金を意味する「クリソ」が由来とされています。
マリガーネット

- 誕生石:1月(ガーネットの一種)
- 特徴:黄緑から褐色を帯びた独特の発色で、グロッシュラーガーネットとアンドラダイトガーネットが混ざり合った石。
- 意味・魅力:1994年後半、マリ共和国で発見されたことからその名前がつきました。
クロムダイオプサイド

- 誕生石:なし
- 特徴:ダイオプサイドの変種。クロムを多く含むことで、深い緑色が生まれます。
- 意味・魅力:複屈折率が高いことから、ギリシャ語で2つの見え方という意味で名付けられました。
メレラニミントガーネット

- 誕生石:1月(ガーネットの一種)
- 特徴:明るいミントグリーンが特徴の比較的新しい宝石。蛍光性があるタイプもあります。
- 意味・魅力:1998年メレラニ丘陵で発見され、その色と採掘場所から名付けられました。
シリマナイト

- 誕生石:なし
- 特徴:カイヤナイトやアンダルサイトと「同質異像」の関係にある宝石。化学組成は同じですが、結晶形が異なります。
- 意味・魅力:アメリカの著名な地質学者であるベンジャミン・シリマンが名前の由来です。
クリソプレーズ

- 誕生石:なし
- 特徴:カルセドニーの中で最も愛されている宝石の一つ。アップルグリーンの明るい発色で、半透明の可愛らしい石。
- 意味・魅力:ギリシャ語で黄金を意味する「クリソス」と西洋ネギを意味する「プラソン」が名前の由来とされています。
アレキサンドライト

- 誕生石:6月
- 特徴:光源によって緑から赤へ変色する宝石。クリソベリルの変種で非常に希少です。
- 意味・魅力:1930年ロシアで発見。「皇帝の宝石」と呼ばれるほどロシアにとって特別な石です。
ダイアスポア

- 誕生石:なし
- 特徴:水酸化鉱物の一種。「ズルタナイト」の名前でも知られています。
- 意味・魅力:加熱するとパチパチと弾けて飛ぶ性質をから、ギリシャ語の「散らばる」を意味する「ダイアスポラ」から名付けられました。
まとめ
今回は、緑色の宝石17種類をご紹介しました。
エメラルドやペリドットのように誕生石として有名なものから、ツァボライトやメレラニミントガーネットといった石まで、それぞれに独自の個性と魅力があります。

左から、スフェーン、ヒスイ、エメラルド
緑色は「癒し」「調和」を象徴する色。ジュエリーに取り入れることで、見た目の美しさだけでなく、心の安らぎや前向きな気持ちをもたらしてくれることでしょう。ぜひお気に入りの緑色の宝石を見つけて、日常や特別なシーンに取り入れてみてください。
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