本記事では、ダイヤモンドを評価する際で使用する「4C」の内の一つ「カット」についてご紹介します。
豆知識
4Cとは、GIA(米国宝石学会)が独自に考案した評価システムのこと。カラット、カラー、クラリティ、カットの4つが評価対象です。
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美しさはカットによって引き出せる
カットは人間の手が関わることができる唯一の要素。ダイヤモンドの美しい輝きは、カットによって引き出されます。
ダイヤモンドの輝きを発生させる3つの光の効果(シンチレーション、ブライトネス、ディスパージョン)をうまく利用して、内部から虹のような色を沸き立たせるようにカットします。
カットのプロポーションや角度が理にかなったものでなければ、輝きを最大限に引き出せません。なのでカットは石の価値を決める上で大切な要素の一つになります。
理想的なプロポーション
色石と異なり、ダイヤモンドの理想とされるカット、形、プロポーションは、不変的なものです。
1919年、ロシアの数学の天才で、強大なダイヤモンドビジネスを手がける一族の一人でもあるマーセル・トルコウスキーは、ダイヤモンドのプロポーションをどのような比率にすればブリリアンスとファイアの最適なバランスがもたらされるかについての自説を発表しました。
GIAでは、この数値を基準として、誤差5%以内であれば理想的なカットであることを認めています。
GIA ラウンドブリリアントカット・スケール
GIAが2004年に、カット・グレーディング・システムの概要を発表しました。
カットグレードは下記の5段階評価からなり、エクセレントに近いほど理想的なプロポーションとされます。
Excellent | Very Good | Good | Fair | Poor |
エクセレント | ベリーグッド | グッド | フェアー | プアー |
様々なカットが存在します
「ダイヤモンドの形は?」と聞かれれば、思い浮かべるのは「ラウンド」ではないでしょうか。世界で売買されるダイヤモンドの80%以上がラウンドブリリアントカットに施されています。
ラウンドブリリアントカットがほとんどですが、少数派とは言え他にも美しいカットの形があります。
他の形は「ファンシーシェイプ」と呼ばれ、ダイヤモンドのカットで人気があるファンシーシェイプは、エメラルド、ハート、マーキーズ、オーバル、ペアシェイプ、プリンセス、ラディアントなどです。
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まとめ
ダイヤモンドの4C「カット」についてご紹介いたしました。
4Cには、カット以外にもカラー、クラリティ、カラットの評価対象があります。合わせてチェックしてくださいね。
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