「ボルダーオパール」について基礎知識をまとめました。
ボルダーオパールの基礎知識
ボルダーオパールは、激しく燃えるような、鮮やかで濃い様々な色彩で知られています。そのため非常に需要が高く、人気のある宝石です。
ボルダーオパールの特徴 | |
---|---|
属性 | オパール |
硬度 | 5〜6.5 |
屈折率 | 1.37〜1.47 |
比重 | 2.15(+0.08、-0.90) |
その他 | 10月の誕生石 |
ボルダーオパールの産地
ボルダーオパールは、オーストラリアの鉄鉱石や巨礫の多い地域の広い範囲に散在していることが分かっています。
このような地域では、オパール(二酸化ケイ素の混合物)が鉄鉱石の大きな岩の割れ目やひび、穴、裂け目などに流れこんでいるのです。
オパールを含む巨礫は、割ると必ず母岩である茶色い鉄鉱石を含んでいます。
ボルダーオパールの特徴
形は均一ではなく、不規則。ボルダーオパールのひとつひとつが個性豊かな石です。
2つのタイプ
GIA(米国宝石学会)では、オパールを2つのタイプに分類しています。
鉄鉱石がフェースアップで表から見える「マトリックスのあるオパール」と、インクルージョン(内包物)が見えない「マトリックスの中のオパール」です。
マトリックスのあるオパールにカット
ボルダーオパールは通常「マトリックスのあるオパール」になるようにカットされ、オパールの石目の輪郭がいびつな波型の表面を作り出します。
クイーンズランド産ボルダーオパール
クイーンズランド産ボルダーオパールへの関心はこの20年間で際立って強まりました。これは、世界中の宝石愛好家の間で、珍しいオパールの情報が広まったからでしょう。
クイーンズランド西部のライトニングリッジの北側にあるクイーンズランド・ボルダーオパール・フィールドは、キルピの町を中心とした地域で、北はウィントンから南はクナムラまで広がっています。
まとめ
「ボルダーオパール」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。
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