オパールにまつわる神話や逸話は、文化や大陸の枠を越えて数多く伝えられています。
そこでオパールにまつわる神話や逸話をほんの一部をご紹介します。
目次
オパールは幸運のお守りとされた
歴史的に、オパールは幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われました。
洞察力と予言の力
古代ギリシャ人は、オパールは洞察力と予言の力が形になったものだと信じていました。
希望と純粋さの象徴
ローマの人々もまたオパールを愛し、希望と純粋さの象徴と考えました。中に虹を閉じ込めた宝石にふさわしい特性と言えるでしょう。
天から落ちてきた稲光
アラブの人たちは、オパールを天から落ちてきた稲光と考えました。
アラブの伝統では、オパールを身につけていると稲光から守ってくれ、日頃の好ましくないことを防ぎ、望めば姿を消すマントになってくれると信じられていました。
書物に登場するオパール
オパールはシェークスピアの作品にも登場し、『十二夜』では「宝石の女王」と書かれています。
歴史書を読むと、オパールはインドと中東からヨーロッパへ運ばれたように思えますが、実際にはハンガリーの鉱山から来た可能性が高いようです。
オーストリアのオパール
オーストラリアで初めて発見
1890年代、初めてオーストラリアでオパールが発見され、新聞をにぎわしました。
ハンガリーの人々は「そんなにきらめく色のオパールは見たことがない、オーストラリア産のオパールは本物ではない」と主張しました。
アボリジニの伝説
オーストラリアの原住民アボリジニの伝説には「造物主が虹に乗って大地に降り立ち、すべての人間に平和の知らせを持ってきた」とあります。
造物主が地面を歩くと、その場所の石に命が宿り、虹の色に輝きだしました。
それがオーストラリアのオパールの始まりです。今日、オパールはオーストラリアの国家的財産で、世界で最も尊ばれている宝石のひとつです。
10月生まれ以外の人に悪運をもたらす
19世紀に作家サー・ウォルター・スコットが「オパールは10月生まれ以外の人には悪運をもたらす」という迷信を言い出し、彼の小説に以下のように書かれました。
ヒロインが怒ると持っていたオパールが炎のように赤くなり、彼女が死ぬと灰色になってしまった
そのためオパール市場が崩壊しかかった時にビクトリア女王が介入しました。
ビクトリア女王はオパールのジュエリーを王室の結婚の贈り物に使って、やっと呪いを追い払ったのでした。
オパールのヘアバンド
スカンジナビアの女性は今でもオパールのヘアバンドをつけて、白髪を予防します。この宝石には癒しの力があり、魂を若返らせ、心を活性化させてくれると信じられているからです。
まとめ
オパールにまつわる伝承をご紹介いたしました。
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