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宝石辞典

フローライト(蛍石)の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

2015年2月4日

世界で最もカラフルな宝石として知られる「フローライト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。

フローライトとは

フローライトは「フローレッセント(蛍光色の)」の語源でもあり、深い紫から深紅、青、緑(クロム・フローライト)、クールなオレンジからレモン・イエローまで、スペクトルにある全ての色を網羅しています。蛍光色の鉱物のうち最も有名なものの一つで、多様な色を有し、強い蛍光色を発します。

フローライトの特徴
原産地 ブラジル、インド
多種
属性 フローライト
硬度4.00
屈折率1.43
比重3.00 - 3.25

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名前の由来

融点が低いため、ラテン語で「流れる」を意味する言葉「フルエーレ」からその名を貰いました。

フローライトの伝説・歴史とは

クリスタル療法では、フローライトは第3の目とされ、直感に合理性を与えます。精神を安定させ、秩序を取り戻し、バランスと癒しをもたらす力を持つと信じられ、また、心の明瞭さ、客観性、集中力、瞑想力を高めるのに優れていると言われます。

フローライトの特徴・特性とは

フローライトはそのガラスのような光沢でとても人気があります。フッ化カルシウムが自然に結晶したもので、美しい立方体の結晶がよく見られます。透明から半透明の、ガラス状の鉱物です。

フローライトの色

純粋なフローライトは無色ですが、不純物が含まれることが多く、それが発色の元になります。

よく見られるのはスミレ色、青、緑、黄、茶、ピンク、青みのある黒です。最も人気のあるフローライトは、おそらく深い紫で、質の良いアメシストにも匹敵します。実際、フローライトとアメシストの比較は、「宝石は色だけでは見分けられない」という議論の時によく引き合いに出されます。

2色または多色の帯

フローライトが人目を引くのは、そのはっきりした2色あるいは多色の帯です。丸々としたフローライトの玉を糸に通すと、この珍しい現象がよく分かります。

興味深いことに、イギリスで採掘される「ブルー・ジョン」は青紫、すみれ色、黄、白などの曲線の帯を持ち、ローマ時代から装飾用の宝石として使われてきました。

カラーチェンジ・フローライト

カラーチェンジ・フローライトはインドのビハール州で採掘され、緑から紫へのはっきりとした色の変化を見せます。カラーチェンジの宝石とは、光源が変わると色が大きく変化するもののことを言います。

まとめ

「フローライト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。

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