世界で最もカラフルな宝石として知られる「フローライト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。
フローライトとは
フローライトは「フローレッセント(蛍光色の)」の語源でもあり、深い紫から深紅、青、緑(クロム・フローライト)、クールなオレンジからレモン・イエローまで、スペクトルにある全ての色を網羅しています。蛍光色の鉱物のうち最も有名なものの一つで、多様な色を有し、強い蛍光色を発します。
フローライトの特徴 | |
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原産地 | ブラジル、インド |
色 | 多種 |
属性 | フローライト |
硬度 | 4.00 |
屈折率 | 1.43 |
比重 | 3.00 - 3.25 |
名前の由来
融点が低いため、ラテン語で「流れる」を意味する言葉「フルエーレ」からその名を貰いました。
フローライトの伝説・歴史とは
クリスタル療法では、フローライトは第3の目とされ、直感に合理性を与えます。精神を安定させ、秩序を取り戻し、バランスと癒しをもたらす力を持つと信じられ、また、心の明瞭さ、客観性、集中力、瞑想力を高めるのに優れていると言われます。
フローライトの特徴・特性とは
フローライトはそのガラスのような光沢でとても人気があります。フッ化カルシウムが自然に結晶したもので、美しい立方体の結晶がよく見られます。透明から半透明の、ガラス状の鉱物です。
フローライトの色
純粋なフローライトは無色ですが、不純物が含まれることが多く、それが発色の元になります。
よく見られるのはスミレ色、青、緑、黄、茶、ピンク、青みのある黒です。最も人気のあるフローライトは、おそらく深い紫で、質の良いアメシストにも匹敵します。実際、フローライトとアメシストの比較は、「宝石は色だけでは見分けられない」という議論の時によく引き合いに出されます。
2色または多色の帯
フローライトが人目を引くのは、そのはっきりした2色あるいは多色の帯です。丸々としたフローライトの玉を糸に通すと、この珍しい現象がよく分かります。
興味深いことに、イギリスで採掘される「ブルー・ジョン」は青紫、すみれ色、黄、白などの曲線の帯を持ち、ローマ時代から装飾用の宝石として使われてきました。
カラーチェンジ・フローライト
カラーチェンジ・フローライトはインドのビハール州で採掘され、緑から紫へのはっきりとした色の変化を見せます。カラーチェンジの宝石とは、光源が変わると色が大きく変化するもののことを言います。
まとめ
「フローライト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。
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