「カナリートルマリン」について基礎知識をまとめました。
カナリートルマリンとは
カナリートルマリンは、黄色いトルマリンの中でも非常に人気のある宝石。まるでカナリアの羽のような色合いなことから、その名がつけられました。
2000年代初頭に発見された蛍光イエローのトルマリン
イエロートルマリンはモザンビーク、ナイジェリアやパキスタン、ブラジルなどでも採掘されていますが、色が薄く品質の低いものがばかりで、さほど注目されない宝石でした。
2000年代初頭にマラウィとの国境近くのザンビアで、蛍光を感じさせる美しいイエローのトルマリンが発見され、その色合いから「カナリートルマリン」と名付けられ人気が高騰しました。
この原石は淡褐色をしていますが、500°C〜600°Cで低温加熱を施すことにより、鮮やかな色合いのカナリートルマリンになります。これはトルマリンに高い濃度のマンガン成分が含まれるためです。
カナリートルマリンの希少性
カナリートルマリンは、真っ黒なショール※の中に含まれていて、その中から鮮やかな黄色い部分を切り出すと、ほとんどが1カラット以下になってしまいます。そのため、1カラットは超えるものがとても希少性が高くなります。
「ショール」とは
ショール(鉄電気石)は鉱物の一種で、ナトリウムと鉄を含んだ電気石です。
また、近年はカナリートルマリンの流通量が減り、手に入れることが非常に困難な宝石の一つに挙げられています。
まとめ
「カナリートルマリン」の特徴や産地についてご紹介いたしました。
\もっと見たい方!/
GSTVでは、様々なカナリートルマリンのジュエリーを種類豊富にご用意しております。
こちらの記事もオススメ
-
【まとめ】知っておきたい宝石「トルマリン」の基礎知識
知っておきたいトルマリンについて基礎知識をまとめました。 目次 トルマリンの基礎知識 トルマリンの歴史・伝 ...
続きを見る
-
バイヤー内藤、宝石を語る。「トルマリン」
石の買い付けからデザイン、製造販売まで一貫して行うGSTVだからこそご紹介できる高品質な宝石の数々。数々の鉱山や海外マー ...
続きを見る