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宝石王子®大松彰の極みの中の極み

サファイアやクンツァイト、エメラルドの極みをご紹介【宝石王子®大松彰の極みの中の極み】

2025年8月31日

隔週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。

GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2025年9月号掲載

サファイアのルースをご紹介

爽やかな色味と透明感が魅力のスリランカ産

9月の誕生石の代表「サファイア」。カラーストーン断トツの硬度をほこる輝きを持ち、カラーバリエーションも豊富な、宝石の中の宝石ですね。

ただ前々から思っているのが、意外と名前のバリエーションが少ない気が…。ベリル、トルマリン、水晶も特殊な名前がついているものは多いのに、サファイアはそこまでないですよね。

まあ、その代わりに産地のネームバリューがあるので、いらないのかもしれません。
カシミール、モンタナ、パイリン、ビルマ、そして今回取り上げたセイロン。
産地を聞いただけで、色合いやテリの風合いが思い浮かぶほど、それぞれ特徴が豊かです。

スリランカ産というと、さわやかな色と透明感が魅力ですね。
その分、大きいサイズは色帯が目立つので、良品に巡り合ったら買いです!

さあそんなサファイアも、最近は特別な呼称のタイプが人気を博しています。
筆頭は言わずもがなの「パパラチアサファイア」、「ロイヤルブルー」、「コーンフラワーブルー」。
モンタナサファイアを代表としたブルーグリーンは「ティールサファイア」、
パキスタン側のカシミール近くで採られる「フーシャサファイア」などなど…
実はこだわると深い世界が広がります。

中石よし、デザインよし、産地、特別な呼称を凝るもよし。サファイアの世界をお楽しみください。

サファイアについて知りたい方は「宝石辞典 サファイア」をチェック♪

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クンツァイトのリングをご紹介

リチウムが採られる鉱物としても話題

新たに9月の誕生石に加わった「クンツァイト」。名前は鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツ博士に因んでいます。
そして、そのクンツ博士の誕生日が9月29日ということもあって、9月の誕生石となりました。

鉱物としてはスポジュメン(リシア輝石LiAISi2O6)のマンガン着色となります。今話題の、リチウムが採られる鉱物としても話題ですね。
モルガナイトと並んで大きさを望めるピンク系の宝石ですが、最近では人気がありすぎて3ct以上も厳しくなりました。

今回取り上げたのも、リングの中では大きいサイズになります。色も明るいタイプから濃いものまで混在していますが、比較的濃い方になりますのでご満足いただけるかと思います。

ただ、中央アジアやアフリカで散発的に新しいものが出る可能性を秘めていますので、思わぬ買い付けができるかもしれません。

クンツァイトについて知りたい方は「宝石辞典 クンツァイト」をチェック♪

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エメラルドのリングをご紹介

「極」んでしまったエメラルド。6ctをものともしない重厚感のある枠

申し訳ありません。これが掲載された時には、もうなくなっているかもしれません。

そのくらいとんでもないエメラルドです!6ctという大きさはもちろん、色やテリ、カットが非常にバランスよく、正直に申し上げまして、なんでこのようなお値段なのか、皆目見当がつかない、色々な意味で「極」んでしまっているのです。

アップの画像ですとインクルージョンが目立ちますが、思う以上に透明度も高く、青みも感じられ、すっきりとした表情をしています。

枠の雰囲気も強すぎず、しかし高級感がしっかりあって6ctをものともしない重厚感があります。
どんな美辞麗句を並べてもかなわない迫力を、直にご覧いただきたいです!

エメラルドについて知りたい方は「宝石辞典 エメラルド」をチェック♪

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大松 彰(おおまつ あきら)

2015年秋 FGA(英国宝石学協会正会員)取得、ジュエリーコーディネーター1級、天然石検定1級、真珠のプロSA(シニアアドバイザー) ※「宝石王子®」は大松彰の登録商標です。

>大松 彰のプロフィール・Q&A

隔週土曜21時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」

隔週土曜21時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」。番組が気になる方は、GSTVオンラインストア「TV番組表」から録画放送をご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

\土曜21時をチェック!

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