トルマリンなどの極みをご紹介【宝石王子®大松彰の極みの中の極み】

2022年12月30日 2023年1月5日

毎週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。

GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2023年1月号掲載

極みましておめでとうございます。
今年も極みに極んだ作品たちをご紹介してまいりますのでご一読ください。

トルマリンのペンダントブローチをご紹介

新年最初は彩りをもって新しい年を迎えるということでカラフルなクジャクの羽のブローチ。

毒のある虫も食べたりすることから魔除けの意味があるそうで、各国でお守り代わりとして愛されているそうです。メレのツァボライトとダイヤモンド以外はすべてトルマリン。今となっては希少なインディゴライトも含まれます。アフリカで産出があるので小さいカラットは楽しめますが、ひとたび大きく（といっても1ctから）なるとびっくりするほど高くなり、カラーバリエーションが豊かすぎてかえって単色を見つけるのが難しくなっています。
そんなトルマリンを惜しげもなく使った逸品はトルマリンが注目を浴びれば浴びるほど価値を高めていきそうです。青と緑の色としての使いやすさも手伝ってコーディネートの主軸となりますでしょう。

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K18WG インディゴトルマリン＆トルマリンダイヤモンドツァボライトクジャクの羽ペンダントブローチ T 約12.82ct D 約3.03ct TS 約1.23ct

1点物

《Soldout》

トルマリンについて知りたい方は「宝石辞典トルマリン」をチェック♪

ブラジル産アレキサンドライトのリングをご紹介

色とりどり、そして新年のめでたさを考えたら真っ先にこのアレキサンドライトを思い出しました。すべてが整った見事な逸品。

エメラルドカットの静謐なステップの回廊から情熱の赤い閃光があふれてきます。いつまでも見続けられる魔力すら持っているように感じます。アレキサンドライトは比較的多くの国で採掘されますが、上質なものが少なくインクルージョンも多いので色変わりも良く澄み切った個体に出会えるのは稀です。

今回の逸品は別格として、宝石があるところ常にアレキサンドライトは注目されますので、小さくとも品質の良いお品（ルースでも！私もそうなので、、、）を一つお持ちになってください。「今年の目標！」にされてみても良いかもしれませんね！

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PT950 ブラジル産アレキサンドライトダイヤ & H&Cダイヤ（リリーダイヤカット）リング AL 2.060ct D 1.95ct（LI） D 0.30ct（LI）

《Soldout》

アレキサンドライトについて知りたい方は「宝石辞典アレキサンドライト」をチェック♪

ユークレースのリングをご紹介

久しぶりに大粒のユークレースが入荷いたしました！

名前はあのアウインさんがつけたと言われていて「簡単に割れる」という意味を持っています。硬度はベリルと同じくらいの7.5なのですが、実際に割れる特性「劈開」を持っていますので扱いは気を付けてください。化学式はBeAlSiO₄（OH）。ちなみにベリルはBe₃Al₂Si₆O₁₈。大変よく似ているうえにエメラルドと共生して、くっついているタイプもあります。
おのずと産地もコロンビア、ジンバブエ、ブラジルとエメラルドがとられるところでみられます。ただ結晶の形もベリルと違い大きくなりづらく1ctに満たないものがほとんどで、今回の7ctというのはまさにユークレースの中では「巨大」といえます。色は主に淡いグリーンからブルーで、濃くなるとより価値が高くなります。最近はピンク色も見られるようになり人気に拍車がかかっています。

ありがたいことに番組では清水さんのおかげで特別なユークレースを見ることができますので、このチャンスをお見逃しなく！