あなたのラッキーカラーは?
みなさんの好きな色やラッキーカラーは何色ですか?ちなみにWEBスタッフRは赤。身につけるとなんだか元気になるからです。
では「赤い宝石といえば?」と聞かれると、ほとんどの人が「ルビー」と答えるのではないでしょうか?だけどルビー以外にも赤い宝石はたくさん存在します。あなたの好きなカラーの宝石でも、まだまだ知らない宝石があるのかも。
そこで今回は、カラー別で宝石をまとめてみました。ご自分の好きなカラー、ラッキーカラーからお気に入りの宝石を見つけてくださいね♪
▼本記事内容をまとめた動画もご用意しました。
目次
赤色の宝石
ルビー
7月の誕生石でもあるルビーは、古くからパワー、愛、ロマンスを呼び起こすといわれる素晴らしい宝石。
ラテン語で赤を意味する「ルフス」という言葉がその名の由来です。
ルビーはコランダムというサファイアと同じ鉱物です。
レッドスピネル
レッドスピネルは、様々なカラーバリエーションがあるスピネルの中でも赤い色のもので、長い間ルビーと間違えられていました。
イギリス王室の王冠にセットされている140ctの「黒太子のルビー」は、実はスピネルなのです。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。8月の誕生石として新たにスピネルが追加されました。
ガーネット
1月の誕生石ガーネットは様々な色合いがありますが、大きく分けて2種類、赤色系(パイラルスパイト系)と、緑色系(ウグランダイト系)があります。
アルマンディンガーネットやパイロープガーネット、ロードライトガーネットが赤色を呈しています。
血赤サンゴ
3月の誕生石サンゴ。血赤サンゴはベニサンゴの中でも色の濃いもの。宝飾品に使われるサンゴは「宝石サンゴ」といい、珊瑚礁を形成する「造礁珊瑚」とは別物として区別されます。
紀元前2万年以上前、旧石器時代より宝飾品として使われ、日本でも古くから愛されてきた宝石の一つです。
レッドベリル
レッドベリルは、アクアマリンやエメラルドと同じベリル(緑柱石)という鉱物で、別名「レッドエメラルド」とも呼ばれています。
世界でもアメリカのユタ州とその周辺でしか採掘されない、希少石の中でもとてもレアな存在です。
ルベライト
ルベライトは、10月の誕生石トルマリンの一種で、ラテン語で「赤から生まれた」という意味の「ルベリウス」に由来します。
ロシアのロマノフ王室が所有していた「いちごの彫刻」は世界最大のルビーと思われていましたが、実はルベライトだったのです。
ピンク色の宝石
ピンクダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンドの中でもピンクダイヤモンドは、通常のダイヤモンドの1/1000の産出量と言われておりダイヤモンドの中でも希少な存在。
世界の95%の産出量があったオーストラリアのアーガイル鉱山が2020年に閉山し、ますます手に入りにくくなっています。
ピンクサファイア
9月の誕生石サファイアはコランダムという鉱物で、赤いものはルビー、それ以外はサファイアと呼ばれています。
青以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」といい、その中でもピンクサファイアは淡いピンクから濃いピンク色まで色幅があります。
ピンクトルマリン
10月の誕生石トルマリンは、世界有数のカラーバリエーションを持ち、その中でも淡いピンクからビビッドなピンク、ブラウンがかったピンク色のものをピンクトルマリン、赤いものはルベライトと呼びます。
透明度の高いものは希少で、ジュエリーとしても人気です。
モルガナイト
モルガナイトは、ピンク色からオレンジピンク色のベリル(緑柱石)で、エメラルドやアクアマリンと同じグループの鉱物です。
1911年にマダガスカルで発見され、ニューヨークの重要な宝石コレクターのJ.P. Morgan氏の名前にちなみ名付けられたそうです。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。4月の誕生石として新たにモルガナイトが追加されました。
パパラチアサファイア
パパラチアサファイアは、9月の誕生石サファイアの中でも最も希少性があり、価値も高い宝石。
オレンジがかったピンク色のサファイアのみがパパラチアと認められます。
パパラチアは、スリランカのシンハラ語で「蓮の花」という意味。
クンツァイト
クンツァイトは、淡いライラックからピンクがかった宝石で、1902年カリフォルニアで発見された宝石。ティファニーの宝石鑑定士クンツ博士にちなみその名が付きました。
紫外線に弱く、長時間浴びると退色する恐れがあります。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。9月の誕生石として新たにクンツァイトが追加されました。
ローズクォーツ
ローズクォーツは、クォーツの中でもピンク色をした宝石。産出される多くは半透明から不透明のもので、透明度が高いものは希少です。
紀元前800年〜600年頃から古代ローマ人やアッシリア人により宝飾品として使われていたそうです。
アヤナスピネル
2007年にタンザニアのマヘンゲ鉱山でホットピンクのスピネルが発見されました。様々なカラーバリエーションがあるスピネルの中でもこのホットピンク色のものをアヤナスピネルと呼びます。
現地の言葉(スワヒリ語)で、アヤナとは「美しい花」「野生の花」という意味です。
モモサンゴ
3月の誕生石サンゴ。モモサンゴ(モモイロサンゴ)は宝石サンゴの一つです。赤に近いピンクから白に近いピンクまで色幅があり、宝石サンゴの中でも大きく成長します。
薄いピンクで色が均一なものは海外では「エンゼルスキン」日本では「本ボケ」と呼ばれ、高く評価されてきました。
ロードクロサイト
アメリカ3大希少石の一つロードクロサイトは、オレンジを帯びたフィメールピンクと呼ばれる色が美しい宝石。
高い透明度と美しいテリを持つアメリカのコロラド州スイートホーム鉱山はすでに閉山されており、今後ますます希少となる宝石と言われています。
コンクシェル
コンクシェルは、ピンク色の美しい真珠「コンクパール」を生み出す母貝。
カリブ海のバハマ諸島周辺で産出され、ミルキーなピンクが可愛らしく人気となっています。
シェルカメオの材料としても使われています。
オレンジ色の宝石
マンダリンガーネット
1月の誕生石ガーネットの一つのマンダリンガーネットは、赤色系ガーネットの中でもオレンジがかったスペサルティンガーネットの仲間。果実のオレンジのような色味のものを「マンダリンガーネット」と呼びます。
特にナミビア北部で産出されるものは色が美しく大変人気があります。
マデラシトリン
マデラシトリンは、11月の誕生石シトリンの中でも濃厚な色合いもの。ポルトガルのマデイラワインに色味が似ていることからその名がつけられました。
アンティークジュエリーにも使われており、シトリンの中でも最高級と言われています。
インペリアルトパーズ
様々なカラーバリエーションを持つ11月の誕生石トパーズの中でも、インペリアルトパーズは「インペリアル=皇帝」の名の通り、希少価値が高く最上質と呼ばれています。
産出量も少なく入手は極めて困難。オレンジがかったシェリー酒を彷彿させる色合いで、大変人気があります。
ファイアオパール
10月の誕生石オパールの中でもファイアオパールは、赤やオレンジなどのボディカラーに、その名の通り燃えるような美しい遊色効果が魅力的な宝石です。
アステカ帝国の時代からアメリカ大陸で敬われ、「楽園の鳥の宝石」と名づけられました。
黄色の宝石
イエローダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンド。カラーレス以外のダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、その中でもイエローダイヤモンドは、夜空に煌めく星のような黄色のもの。
近年、世界的に有名なアーティストが、アカデミー賞の授賞式の場で身につけて話題となり人気が出ています。
シトリン
11月の誕生石シトリンはクォーツの仲間。フランス語でレモンを意味する「シトロン」がその名の由来です。
クォーツの中でもレモンイエローからオレンジ色の宝石で、同じクォーツの仲間のアメシストを加熱処理すると黄色いシトリンになります。
カナリートルマリン
カナリートルマリンは、10月の誕生石トルマリンの中でも蛍光を感じるビビッドなイエローのもの。
まるでカナリアの羽のような色合いなことから、その名がつけられました。産出量が少ないため希少性が高く、人気が上昇しています。
ゴールデンパール
6月の誕生石のパールの中でも豪華なイメージのゴールデンパール。白蝶貝の真珠層の縁が金色に輝くものを「ゴールドリップ」といい、金色の真珠はこの「ゴールドリップ」の白蝶貝から産出されます。
色の濃いゴールデンパールは希少性が高く、全体の数%程度の産出量しかありません。
緑色の宝石
エメラルド
5月の誕生石エメラルドは4大宝石の一つで、アクアマリンと同じベリル(緑柱石)です。
クレオパトラが最も愛した宝石としても有名で、クレオパトラはエメラルドを身に着けるだけではなく、砕いて粉にしてメイク用のパウダーとして化粧をしたという記述もあります。
ヒスイ(翡翠)
5月の誕生石ヒスイは、近年、日本の国石に指定されました。ヒスイには2種類あり「硬玉」と「軟玉」に分かれます。日本でのヒスイは、硬玉=ジェダイトを指します。
軟玉は「ネフライト」と呼ばれ、硬玉とは別の鉱物。日本では縄文時代より宝飾品としてヒスイが使われていました。
ツァボライト
1月の誕生石ガーネットの中でも緑系ガーネットのツァボライトは、1960年にケニアのツァボ国立自然公園で発見されました。
当時のティファニーの社長が、この宝石が発見されたツァボ国立自然公園から「ツァボライト」と名付けました。
デマントイドガーネット
1月の誕生石ガーネットの中でも緑系ガーネットのデマントイドガーネットは、1853年にロシアのウラル山脈で発見され、ガーネットの中でも最も価値が高いとされます。
ウラル産のものは馬の尻尾のような「ホーステール」と呼ばれる美しいインクルージョンが見られます。
グリーンサファイア
9月の誕生石サファイアの中で、ブルー以外のものを「ファンシーカラーサファイア」と呼び、その中でも緑がかったものがグリーンサファイア。
落ち着いた色合いのグリーンが産出されることが多く、カジュアルな装いに合わせやすい宝石です。
グリーントルマリン
グリーントルマリンは、世界有数のカラーバリエーションを持つ10月の誕生石トルマリンの中でもグリーンの色味のもので、「ヴェルデライト」と呼ばれることもあります。
その中でも深いグリーンのものが高く評価されます。
ペリドット
8月の誕生石ペリドットは、夜の照明の下でも美しく輝き「イブニングエメラルド」とも称され、古代エジプトでは「太陽の宝石」と呼ばれていました。
ペリドットは隕石に含まれることもあり2003年には火星でペリドットが発見されました。
スフェーン
スフェーンはダイヤモンドよりも強いファイア(光の分散)を持つオリーブグリーンの宝石で、ギリシャ語でくさびを意味する「スフェノス」からその名が付けられました。
硬度が5〜5.5と低く、ジュエリー加工には熟練の職人の技が必要です。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。7月の誕生石として新たにスフェーンが追加されました。
クリソベリル
クリソベリルはギリシャ語で黄金を意味する「クリソ」に由来し、和名では「金緑石」と呼ばれています。
カボションカットに加工すると、猫目のように見える「シャットヤンシー効果」が現れ、これを「キャッツアイ」と呼びます。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。2月の誕生石として新たにクリソベリルキャッツアイが追加されました。
マリガーネット
1月の誕生石ガーネットの中でも緑系ガーネットのマリガーネットは、グロシュラーとアンドラダイトが混じり合った宝石です。1994年にマリ共和国で発見されたことからその名が付けられました。
非常に手に入りにくいマリガーネットは明るい黄色がかった緑色に輝きます。
青色の宝石
サファイア
9月の誕生石サファイアは、ルビーと同じコランダムという鉱物。ラテン語で青を意味する「サフィルス」という言葉がその名の由来です。
古代ペルシア人は、サファイアは地球を支える台座のかけらであり、その反射で空が青く見えると信じていたそうです。
ブルーダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンド。天然のダイヤモンドは無色以外にも「ファンシーカラー」と呼ばれる様々な色が存在し、その中でもブルーダイヤモンドは価値が高いとされます。
人工処理(トリート)を行い色を美しくしたブルーダイヤモンドは、気軽に楽しめると人気です。
タンザナイト
12月の誕生石タンザナイトの鉱物名は「ゾイサイト」。紫青色から青紫色の色相を持つタンザナイトは、世界で唯一タンザニアでのみ産出されます。
この宝石に目をつけたティファニーの社長が、発見されたタンザニアにちなみに「タンザナイト」と名付けました。
アウイナイト
透明感ある藍色が魅力的なアウイナイトは別名「アウィン」とも呼ばれ、主にドイツのアイフェル地方で産出されるとても希少な宝石です。実はラピスラズリを構成する数種類の鉱物のうちの一つ。
フランスの結晶学者ルネ・ユスト・アウイにちなんで名付けられました。
アイオライト
アイオライトはギリシャ語で菫色を意味する「イオス」が由来で、和名は「菫青石(きんせいせき)」。その名の通り青みを帯びた菫色で「ウォーターサファイア」とも呼ばれています。
見る角度によって違う色に見える多色性が強く、一つの石の中に菫色からブルー、イエローまで見えるものもあります。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。3月の誕生石として新たにアイオライトが追加されました。
ベニトアイト
アメリカ3大希少石の一つベニトアイトは、カリフォルニア州サンベニトで発見されたことからその名が付きました。
日本でも新潟で産出されたことがありますが、宝石品質のものはサンベニトからしか産出されていません。
現在はそのサンベニトの鉱山も閉山し、ますます希少な存在となっています。
ブルートパーズ
11月の誕生石トパーズの中でも青色のブルートパーズ。カラーバリエーション豊富なトパーズの中でも人気となっています。
ブルートパーズは色の濃さの違いから、スカイブルー、スイスブルー、ロンドンブルーと呼び名が変わります。
ラピスラズリ
12月の誕生石ラピスラズリ。ラピスはラテン語で「石」、ラズリはペルシャ語で「青い空・天空」という意味。ラピスラズリは紀元前2600年のギルガメシュ叙事詩や聖書に記述があり、古代エジプトでは宗教儀式に使用するなど、宝石や魔除けの石として古くから愛用されてきました。
水色の宝石
アクアマリン
3月の誕生石アクアマリンはエメラルドやモルガナイトと同じベリル(緑柱石)。
ラテン語で「海の水」という言葉が語源のアクアマリンは、その名の通り透き通った海の清らかさのような色合いです。
硬度は7.5〜8と高く普段使いのジュエリーに最適です。
パライバトルマリン
パライバトルマリンは、10月の誕生石トルマリンの中で最も価値が高く人気のある宝石。内側から発光するようなネオンブルーが魅力的です。
1987年ブラジルのパライバ州で発見されその名が付きました。現在はナイジェリアやモザンビークでも産出されています。
アパタイト
アパタイトという名前はギリシャ語で、「騙す」という意味の「アパタオ」が語源で、この宝石がしばしばトルマリンやペリドット、ベリル等と混同されたことからきています。
世界中で産出されますが、宝石品質を持つアパタイトはごくわずかで、特に1ct以上のものは稀です。
グランディディエライト
グランディディエライトは艶のある深い青緑色の非常に希少な宝石。マダガスカルで発見され、フランスの探検家のアルフレッド・グランディディエにちなみ、名付けられました。
発見当初は不透明なものがほとんどでしたが、2014年に宝石品質のものが発見されました。
ターコイズ
12月の誕生石ターコイズは世界最古の宝飾品の一つ。フランス語で「トルコの石」を意味する「ピエール・テュルクワーズ(pierre turquoise)」がその名の由来。主な産地のイランなどからトルコ経由で地中海を経てフランスに持ち込まれ「トルコの石」と呼ばれるようになりました。
ラリマール
ラリマールは世界3大ヒーリングストーンの一つ。まるでカリブ海の青空と海の水面のような模様の宝石です。
1974年に発見されたラリマールはドミニカ共和国でのみで産出され、正式名は「ブルーペクトライト」。
硬度は4.5〜5と低く取り扱いには注意が必要です。
カルセドニー
ロウのような光沢があるカルセドニーは様々なカラーバリエーションがあり、その中でもブルーカルセドニーは優しい色合いで人気の宝石。
現在のトルコのイスタンブール近くにあった、古代ビテュニア王国の港「カルセドン」がその名の由来です。
セルレアイト
1976年に発見されたセルレアイトは、色合いや光沢がターコイズによく似た宝石です。
その名の通り、鮮やかなセルリアンブルーで、ラテン語で「空色」を意味する
「カエルレウス(caeruleus)」にちなみ名付けられました。
紫色の宝石
アメシスト
2月の誕生石アメシストはギリシャ語の「アメテュストス(amethustos)=お酒に酔わない」がその名の由来。
古くは酔いを防ぐ効果があると信じられていました。アメシストはクォーツの一種で、透明なパステル調のローズから深い紫色、菫色まであります。
パープルサファイア
9月の誕生石サファイアの中で、青以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」といい、パープルサファイアはその中でも産出量が少なく、サファイアの産地スリランカでは、パープルサファイアの産出量は全体の15%程度と言われています。
チャロアイト
世界3大ヒーリングストーンの一つチャロアイトは、1978年にロシアのムルン山脈の「チャロ川」で発見された宝石。まるで油絵のようなマーブル模様が魅力的です。
チャロアイトはロシアのムルン山脈でのみ産出され、そのため希少価値が高く人気があります。
ラベンダーヒスイ
日本の国石に指定された12月の誕生石ヒスイ(翡翠)には、実は様々なカラーバリエーションがあり、ラベンダーカラーのものが存在します。
日本では緑のヒスイが一般的ですが、アメリカではラベンダーヒスイの方が人気があるそうです。
白・無色の宝石
ダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンドは宝石の王者として知られています。ギリシャ語の「アダマス(adamas)=征服されざるもの」がその名の由来。
ダイヤモンドの硬度は10で宝石の中で最も硬く、単一の元素・炭素から構成された唯一の宝石です。
パール(真珠)
6月の誕生石パールは、古代から知られる宝石の一つ。天然パールの最古の記録は紀元前2206年。以来、何千年もの間富と地位のシンボルとして人々を魅了してきました。
パールは貝の中で形成され、生物が営みの中で生み出した「有機宝石」に分類されます。
ジルコン
ジルコンは地球上で最も古い鉱物。しばしば人造石のキュービックジルコニアと混同されますが、ジルコンは天然の鉱物です。
様々なカラーバリエーションを持つジルコンはダイヤモンドの特性に非常に近いので、無色のジルコンはダイヤモンドの代用品として使用されてきました。
2021年12月に日本の誕生石が63年ぶりに改訂。12月の誕生石として新たにジルコンが追加されました。
ゴッシェナイト
エメラルドやアクアマリンと同じベリル(緑柱石)で、その中でも無色透明なものをゴッシェナイトと呼びます。
アメリカのマサチューセッチュ州のゴーシェンで最初に発見されたため、その名が付きました。完全な無色透明で宝石品質のものは珍しく希少です。
白蝶貝
アコヤ貝の中で最も大きく、パールを形成する真珠層で構成される非常に硬い内殻を持つ白蝶貝。この貝を削り形を整えてジュエリーとなります。
白蝶貝独特の光り方が上品で人気。それぞれ光り方が異なり個体差があるのも魅力です。
ムーンストーン
6月の誕生石ムーンストーンは長石類でシラー効果と呼ばれる独特の青色閃光が幻想的な宝石。ボディカラーは白や乳白色が多く、透明から半透明、そして不透明まであります。
ヒンドゥー教の神話では「月の光が固まってできた石」と言われていたそうです。
黒色の宝石
ブラックダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンドの中でも特別な存在感を放つブラックダイヤモンド。独特の重厚感とスタイリッシュさで人気となっています。
ダイヤモンドに色がついているのではなく、無数の内包物(インクルージョン)で黒く見えています。
オニキス
本来、オニキスは縞瑪瑙のことでしたが現在は縞の無い黒いカルセドニーを指すこともあります。
その名の由来はギリシャ語で爪やかぎ爪を意味する「オニキス(onyx)」からきています。カービング加工しやすくメンズジュエリーなどにも使用されています。
ブラックパール(黒蝶真珠)
ブラックパールは6月の誕生石パールの中でも、黒蝶貝から産出されるもの。
孔雀の羽のような華やかなピーコックカラーや、緑を感じるダークグリーン、グレーカラー、赤みを感じるレッドブラックなど、色合いはとても複雑で多様性があります。
黒蝶貝
ブラックパールの母貝となる黒蝶貝。内側は銀白色の光沢の真珠層を持ち、その縁だけ黒味を帯びることから「ブラックリップ」と呼ばれています。
様々な色が現れるような独特の光り方が魅力的で、高級ボタンなどにも加工されています。
茶色の宝石
ブラウンダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンドの中でも、近年注目度が増しているブラウンダイヤモンド。肌馴染みが良くとても人気です。
薄いブラウンの「シャンパンカラー」から濃いブラウンの「コニャックカラー」まで色幅があり、特にコニャックカラーは高く評価されています。
スモーキークォーツ
スモーキークォーツは様々なカラーバリエーションを持つクォーツの中でも茶色のもの。内包物(インクルージョン)が少なく透明度が高いのが特徴。
スモーキークォーツの一種であるカンゴームは、スコットランドのカンゴーム山脈で産出されます。
ボルダーオパール
10月の誕生石オパールの世界的産地オーストラリアの北部で、鉄鉱石の空洞や隙間などに帯状の独特な光沢のあるオパールが産出されました。それを母岩ごと磨きあげたのがボルダーオパールです。
オパールの入り方が一つ一つ違い、独特の美しさを持っています。
虹色の宝石
レインボームーンストーン
6月の誕生石レインボームーンストーン。青や虹色の輝きが幻想的で人気のレインボームーンストーンは、実はムーンストーンとは別の宝石。
ムーンストーンと同じ長石類のホワイトラブラドライトやアンデシンラブラドライトが「レインボームーンストーン」と呼ばれています。
ホワイトオパール
ホワイトオパールは幻想的な遊色効果が魅力の10月の誕生石オパールの中でも地色が乳白色のもの。地色が透明なものはウォーターオパールと呼ばれています。
オパールの中でも産出量が多く、柔らかで優しいゆらめきのような輝きが人気です。
フローライト
フローライトは様々なカラーバリエーションを持つ宝石で、中には二色以上が交じり合ったバイカラーや虹色のものもあり、とても幻想的です。
ラテン語の「フロール(fluere)=流れる」が名前の由来。和名は「蛍石」で、その名の通り光を当てると、まるで蛍のように発光します。
ブラックオパール
10月の誕生石オパールは、サンスクリット語の「ウパラ(Upala)=宝の石」がその名の由来。地色が黒から灰色または青色のものをブラックオパールと呼びます。
オパールの中で最も価値が高く、特に強い色合いの遊色効果が強く出ているものは最高級とされます。
まとめ
いかがでしたか?ご紹介した以外にも、まだまだたくさんの宝石があります。好きなカラーやラッキーカラーから、ぜひお気に入りの宝石を見つけてくださいね。
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