宝石辞典

ホワイトベリル(ゴッシェナイト)の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

1995年3月9日

宝石学上の名前はゴッシェナイトと言う「ホワイトベリル」。そのホワイトベリルの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。

ホワイトベリルとは

エメラルドやアクアマリンなど、ベリルの仲間のほとんどが、その色に特徴があるのに対して、コレクター好みのホワイトベリルはダイヤモンドのようなきらめきを放つ無色の宝石です。

ホワイトベリルの特徴
原産地 アフガニスタン、ブラジル、コロンビア、パキスタン、南アフリカ
無色
属性 ベリル
硬度7.50 - 8.00
屈折率1.56 - 1.60
比重2.66 - 2.87

ホワイトベリルの伝説・歴史とは

名前の由来

ホワイトベリルは、宝石学上の名前は「ゴッシェナイト」と言います。

ゴッシェナイトという名は、この宝石が最初に発見されたアメリカのマサチューセッツ州ゴシェンにちなんだものです。他にも、「ルーシドベリル」などとも呼ばれます。

古代ギリシャではメガネのレンズに使用された

特徴的なきらめき(ファイア)、光沢、そして混じりけのない透明感は、この宝石が昔からダイヤモンドと比べられた理由を教えてくれます。

ホワイトベリルは根強い人気を誇る宝石で、古代からジュエリーに使われてきました。古代ギリシャではホワイトベリルを最初のメガネのレンズにしたそうです。

ホワイトベリルの特徴・特性とは

興味深いことに、純粋なベリルは透明で、様々な金属の成分が混ざることによって、色が大きく変化します。

ベリルの色が金属成分によること、そして純粋なベリルが透明なことから、ホワイトベリルは最も純粋なベリルなのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、専門的には、そうではありません。実は天然のホワイトベリルに含まれるある金属成分が、他の金属成分の色を発生させることを抑える働きをしているからです。

まとめ

「ホワイトベリル」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。

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