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「世界三大希少石」と称される美しい宝石とは?【宝石豆知識】

2021年10月19日

「世界三大希少石」と呼ばれている宝石をご存知でしたか。

「世界三大希少石」とはアレキサンドライトパライバトルマリンパパラチアサファイアの3つの宝石のこと。それぞれの石についてご紹介していきます。

世界三大希少石とは

宝石の中でも、希少性が高い石を希少石と呼びます。

そしてその中でも、世界3大希少石と謳われる宝石があります。
それは、アレキサンドライトパパラチアサファイアパライバトルマリンです。

皇帝の宝石「アレキサンドライト」

昼間の自然光では青緑に、白熱光やロウソクに照らされると赤紫に色が変わります。

アレキサンドライトは昼と夜の光によって色が変化する、不思議な宝石。劇的に変わる色の変化を「アレキサンドライト効果」と呼んだり、「昼のエメラルド、夜のルビー」と表現されたりしています。

ロシアでは「皇帝の宝石」とも呼ばれるほど、特別な石です。
1830年、ロシアのウラル地方で発見され、1834年に後のロシア皇帝アレキサンドル2世にちなんで名付けられました。またロシア帝国軍の色が赤と緑であることからも大注目。幸運を呼ぶとも信じられていました。

現在ではロシアの鉱山はほぼ枯渇。スリランカ、東アフリカ、ブラジルでも採掘されますが、上質な石は非常に稀です。

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サファイアの王「パパラチアサファイア」

サファイアには様々なカラーがあります。数あるカラーの中でも最も希少で高い評価を得ている石がパパラチアサファイア。「サファイアの王」と称されています。

「パパラチア」とはスリランカのシンハリ語で「ハスの花」を意味します。ハスの花に似ていることから名づけられました。

ハスの花

パパラチアサファイアの色はオレンジがかったピンク色です。その色の範囲よりもピンクが強ければピンクサファイア、オレンジが強ければオレンジサファイアとなります。パパラチアサファイアとして認められるには非常に狭い色範囲です。そのため産出量が非常に少なく、とても希少な宝石となっています。

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ネオンブルーの輝き「パライバトルマリン」

他のトルマリンとは一線を画すパライバトルマリン。
ネオンのような、青〜緑の鮮烈な色が美しい宝石です。蛍光性の強い鮮やかなブルーを生み出しているのは銅が含まれていることによります。

とても歴史の浅い宝石で、産出地が発見されたのは1987年。
ブラジルのパライバ州で発見されたため、パライバトルマリンと呼ばれるようになりました。その後アフリカ諸国からも見つかり、これらの産地も含めてパライバトルマリンと呼ばれています。

ブラジル バターリア産のパライバトルマリン

1989年に宝石市場に登場し、パライバトルマリンの美しさに世界は熱狂。価格が一気に高騰しました。産出量が極めて少なく、とても希少な宝石です。

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まとめ

世界三大希少石の「アレキサンドライト」「パパラチアサファイア」「パライバトルマリン」についてご紹介いたしました。

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