今回は、たくさん種類のある宝石カットの内の一つ「ハートシェイプカット」について説明していきます。

宝石の各部の名称

ハートシェイプカットを説明する際に、宝石の各部の名称が文中に度々登場します。各部の名称をチェックしてくださいね。

宝石の各部の名称

ファセット：宝石の表面に施された一つ一つの面を指します。

ハートシェイプカットの特徴とは

ハートシェイプカットの標準的なファセット数は59。ペア形の宝石のてっぺんに裂け目がある形です。通常、ハートシェイプの縦横比は1：1をわずかに越えて、およそ1.1：1の縦長になりますが、1.2：1より長くならないほうが良いとされています。

究極の愛のシンボルである、ハートシェイプカットのほとんどは丸に近い形で、これは美しい輝きが得られる円に近いパビリオンになっているのが利点。ハートシェイプカットの極めて優れたものは比較的高価になります。原石をふんだんに使うことによって、すばらしいプロポーションが生まれるからです。

ハートシェイプカットの宝石を購入時のおすすめポイント

あらゆるファンシーカットの場合と同様に、ハートシェイプカットを購入する人はまず全体の作りに注目すべきです。最初に「この宝石は目を楽しませてくれるかどうか」を考えてみましょう。一般的に、バランスのとれたシェイプを選び、極端なものは避けるべきです。左右の曲線は丸く、割れ目が比較的鋭くはっきりしているものがいいでしょう。

ハートシェイプカットのジュエリー

ほとんどのハートシェイプカットは一粒物として購入されることがほとんどです。ありとあらゆるサイズのハートがソリテール・リングにセットされます。リングやネックレスの次に、スタッドピアスやイヤリングの一対としてもよく売られていて、ハートシェイプカットの一次市場は高級ジュエリー用で、極東地域で大いに関心を引いています。

当然のことながら、ハートシェイプカットの宝石の販売が目立って多くなるのはバレンタインデーが近い時期です。

まとめ

今回はハートシェイプカットについてご紹介させていただきました。

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