「タイガーアイ」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。
タイガーアイとは
タイガーアイはシャトヤントクォーツ(キャッツアイクォーツ)の一番メジャーな種類。イエローとゴールデンブラウンのストライプがはっきりと見え、磨くとゴールドに輝きます。
タイガーズアイの特徴 | |
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原産地 | オーストラリア、ブラジル、インド、ナミビア、南アフリカ |
色 | 青緑、ゴールデンブラウン、グリーングレー、レッドブラウン |
属性 | クオーツ |
硬度 | 6.50 - 7.00 |
屈折率 | 1.53 - 1.54 |
比重 | 2.58 - 2.64 |
名前の由来
タイガーアイは条線がトラの目に似ているためにその名前がつきました。クロシドライトキャッツアイまたはアフリカンキャッツアイと呼ばれることもあります。
タイガーアイの伝説・歴史とは
身を守るために使われていた
古代から誰もが欲しい宝石のひとつで、ローマ人兵士たちは戦闘時に身を守るためにタイガーアイを身につけていました。その見た目から古代では万能であると信じられ、旅の身を守り、信念や自信を強めるとされていました。
多くの伝説で、タイガーアイを身につけると健康や精神に良いと言われています。心理的なお守りとなり、ビジネスが成功し、頭の中がはっきりとするという伝説もあります。
クリスタル療法
現代のクリスタル療法では、タイガーアイを精神集中のために使用します。
タイガーアイの特徴・特性とは
クォーツの原石は通常、サイズと結晶によって二つのグループに分けられます。
結晶の大きい顕晶質のクォーツのグループには、タイガーアイ、アメジスト、アメトリン、シトリンといったメジャーな宝石が多く含まれます。潜晶質のクォーツのグループは、個々の結晶は小さすぎて容易に判別できません。
カルセドニーはこのグループに含まれると同時に、潜晶質のクォーツを指す総称でもあり、古来から好まれてきた多くの宝石が含まれています。タイガーアイは成分が入れ替わることによる仮像という鉱物で、繊維状のクロシドライトがシリカに代わったものです。
キャッツアイ効果(シャトヤンシー)
タイガーアイにはキャッツアイ効果(シャトヤンシー)が見られます。通常イエローとブラウンの条線が交互に輝きます。
シャトヤンシークォーツには次のような種類もあります。
- ブルーグリーンのホークスアイクォーツ
- 緑がかったグレーのキャッツアイクォーツ
- レッドブラウンのブルズアイクォーツまたはオックスアイクォーツ
原石の結晶には、仕上げを施した宝石のキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)がほとんど、またはまったく見られないため、タイガーアイはカッティングがとても重要です。
まとめ
「タイガーアイ」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。
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