隔週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。

GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2025年7月号掲載

スフェーンのリングをご紹介

7月の誕生石スフェーン。ここまで人気が高いのはあまりにも美しいが故

7月の誕生石としてはまだまだ馴染みの薄い宝石、スフェーン。ただ人気は非常に高く、大きく良い品質のものは入手困難となっています。

実は古くからある宝石で、7月の誕生石になった理由の一つであるマーク・オーガスト・ピクテ（7月が誕生月）が発見したのは1787年の事。

当初はチタンを多く含むことからチタン石（titanite）と呼ばれていましたが、その後あのアウインで有名なルネ＝ジュスト・アユイによりくさび石（sphene）と記載されました。先名権（先に名付けられた方が有効）によりチタン石が有効名だそうですが、スフェーンのほうが今や通り名としては有名ですね。

化学式はCaTiSiO₅ですが、硬度も低く劈へき開かいもあり結晶構造も単斜晶系で色々扱いが難しいですが、ここまで人気が高いのはあまりにも美しい故でしょう。

チタンというと、トパーズに蒸着させて虹色に見せる手法もありますが、スフェーンの場合はナチュラル。番組内でも大粒はほぼ見られず、2ct前後が数点あるのみです。

ルースの入荷も待ちたいところですが、すぐに買い手がついてしまいますので、良い出会いがあったら迷わず「買い」です！

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PT950/K18CG スフェーン ダイヤ リング SH 約2.50ct D 約0.37ct

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ルビーのリングをご紹介

普段は見えない指なじみに敷き詰められたルビーレッド。アルティメットなお洒落リング

そして馴染み深い7月の誕生石と言えばルビー。もっとも極まっているジュエリーの一つと言えば、やはりこの「アルティメットリング」ではないでしょうか。

ファッションにおける靴のソールや、カバンのフラップに使われるように、ルビーレッドが普段は見えない指なじみに敷き詰められるという究極、いやアルティメットなお洒落リングですね。

爪にまでカラーコーティングを施し、息をのむ美しさを演出しています。もちろん少しでも「ボコつき」があれば違和感を覚える裏側ですから、セッティングも高度な技術が要求されます。

宝石の調達力、セッティングの技術、デザインの妙味。まさに「唯一無二」の横綱リングです。

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PT950 ダイヤモンド ルビー アルティメット フルエタニティー リング D 約2.80ct RB 約1.00ct ＃10-14

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PT950 ダイヤモンド ルビー アルティメット フルエタニティーリング D 約2.90ct RB 約1.05ct ＃15-18

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ウォーターオパールのリングをご紹介

身につけるマイナスイオン、みずみずしさの極み。

最後に、暑くなるシーズンにみずみずしさの極みのリングをご紹介します。非常に透明感のあるオパールです。

まるで七色を呈する水菓子のよう。身につけるマイナスイオンとはこのことでしょうか。オパールは地の色に黄色から茶色を持っているものが多いので、なかなか無色透明になりづらいところがあります。

さらに、ほかのオパールよりも虹色が見えにくいうえに、主産地のメキシコでの産出量が激減しています。その少ない中でさらに産出量が少ないウォーターオパールはぜひ持っておきたいですね。

かくいう私も大粒は持っておりません。お持ちになられたらまず私がうらやみます！

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PT950 ウォーターオパール ダイヤ リング OP 6.617ct D 0.51ct

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大松 彰（おおまつ あきら）

2015年秋 FGA（英国宝石学協会正会員）取得、ジュエリーコーディネーター１級、天然石検定１級、真珠のプロSA（シニアアドバイザー）　※「宝石王子®」は大松彰の登録商標です。

＞大松 彰のプロフィール・Q&A

隔週土曜21時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」

隔週土曜21時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」。番組が気になる方は、GSTVオンラインストア「TV番組表」から録画放送をご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

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