毎週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。
GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2024年2月号掲載
ルビーのペンダントブローチをご紹介
バレンタインの季節にラッキーモチーフを


「ハッピークローバー」というタイトルのMARIコレクションになりますが、まず目に入るのは贅沢なルビー。すべてミャンマー産のヴィヴィッドピンキッシュレッドなのです。
5.82ctも使うとそこだけが目立ちそうですが、それを上回るダイヤモンド使いで単調になりそうな部分もカバーしながらハイエンドジュエリーに仕上がっています。クローバ―の葉にはそれぞれ意味があり所説ありますが、MARIさんは誠実、希望、愛、幸運を挙げています。ルビーの石言葉はよく「情熱」「勝利」とも言われていますので、身につけていただければ最強のラッキーモチーフとなりますでしょう。
今後ミャンマー産の宝石の動向も不安定ですので、是非、今のうちにお手にしてください。
ルビーについて知りたい方は「宝石辞典 ルビー」をチェック♪
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コバルトスピネルのリングをご紹介
青の希少石「コバルトスピネル」


今月はなんだか赤青緑で華やかにと思い、続いては青の希少石「コバルトスピネル」。
言わずと知れた希少石中の希少石ですが、特に今のスピネル‘たち’が注目されています。コバルトスピネル(MgAl2O4)、コバルトガーナイト(ZnAl2O4)、コバルトガーノスピネル((Mg -Zn)Al2O4)と、実はコバルトがらみの成分違いで3種類もあるのです!
特にマグネシアのコバルトはベトナムがメインですが、タンザニア産も見られるようになりましたし、ガーナイトは5年ほど前にナイジェリア産が出回るようになって注目されています。ガーノは少ないと思いますが、いずれにしろ今もしかしたらコバルト系のスピネルが何かしら手に入るタイミングかもしれません。
評価においてはコバルト含有量も重要ですが、やはり色です。好みの色を最優先で探しましょう。
スピネルについて知りたい方は「宝石辞典 スピネル」をチェック♪
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ヒスイのリングをご紹介
ヒスイの持つ威厳と静かな美しさ


ロウカンまでには至っておりませんが、非常に色と透明感のバランスが良いので取り上げました。
大きさも程よく、デザインもシンプルながらも和洋で使え、ヒスイの持つ威厳を損なっておりません。緑のカボションで一見地味におさまりそうですが、ヒスイの良いものは日本でも古くから愛されているからでしょうか、なぜか華やぎと落ち着き、いわゆる「侘び寂び」を感じられ、じっと見ていると宝石から語り掛けてくるような静かな美しさがあります。
品質も細分化され、処理石、類似石も多いですがその分良いものを持つ機会は少ないですし、ルビー同様ミャンマー産がメインとなり、安定的な供給が危ぶまれるところもありますので是非今、お持ちいただきたいです。
ヒスイについて知りたい方は「宝石辞典 ヒスイ」をチェック♪
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大松 彰(おおまつ あきら)
2015年秋 FGA(英国宝石学協会正会員)取得、ジュエリーコーディネーター1級、天然石検定1級、真珠のプロSA(シニアアドバイザー) ※「宝石王子®」は大松彰の登録商標です。
毎週土曜19時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」
毎週土曜19時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」。番組が気になる方は、GSTVオンラインストア「TV番組表」から録画放送をご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。
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