宝石辞典

「モルガナイト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

1995年7月6日

ベリルの一種である「モルガナイト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。

モルガナイトとは

元々はピンクベリルと呼ばれたモルガナイトは、1911年にマダガスカルで見つかりました。

モルガナイトの特徴
原産地 アフガニスタン、ブラジル、マダガスカル、ナミビア、ロシア、アメリカ
ピンクからオレンジピンク
属性 ベリル
硬度7.5~8
屈折率1.583~1.590
比重2.80~2.91
その他4月の誕生石

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名前の由来

モルガナイトと名づけたのは、ティファニーの有名な宝石学者のジョージ・フレデリック・クンツです。ニューヨークの銀行家であり自分の後援者でもある、ジョン・ピアポント・モルガン(J.P. Morgan)に敬意を表して名付けられました。

モルガナイトの伝説・歴史とは

モルガナイトが発見されてから、まだ神話や伝説が生まれるほどの時間は経っていませんが、その見た目の明らかな美しさだけでなく、ピンク色の宝石には愛と思いやりにまつわる超自然的な性質が備わっていると信じている人もいます。

モルガナイトの特徴・特性とは

モルガナイトはベリル・グループのひとつであり、アクアマリンエメラルドの妹分とされ、その色は微量のマンガンが結晶に入ったことによるものです。

モルガナイトはローズクォーツと同じように平板状の結晶をしていますが、その光沢や輝きは、ローズクォーツとは全く異なります。

モルガナイトの色

ほのかなラベンダー色から燃えるような赤紫色、パステルピンクにアプリコットの混じった色まで、様々なピンク色がモルガナイトにはあります。あらゆる肌の色に映えるモルガナイトは優しさと魅力をたたえています。ファッショナブルなピンクに一捻り加えたモルガナイトは、ストレスの多い現代の生活に理想的な清涼剤となってくれることでしょう。

人気の高いモルガナイト

その耐久性、光沢、透明度、輝き、そして多様なピンクの色合いで、モルガナイトは毎日身につけるジュエリーとして重宝されます。人気のモルガナイトですが、残念なのは生産量が少ないということです。

まとめ

「モルガナイト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。

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