パライバトルマリン、トルマリンなどの極みをご紹介【宝石王子®大松彰の極みの中の極み】

2024年9月30日

隔週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。

GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2024年10月号掲載

パライバトルマリンのリングをご紹介

まさに「Grace」！！ブラジル産非加熱パライバトルマリン

まさに空前のパライバブームの中で誕生石としての10月をむかえました。人気になれば派生商品もまた注目されます。

バターリャ産の初期ロットで色も鮮やかなものは「エイトリータ」（信憑性は別ですが）と呼ばれたり、サファイア合成石やトパーズの処理石がパライバカラーにされたりと、人気が過熱しています。

そんな人気過熱気味の中、今回取り上げるのは「非加熱」のパライバトルマリンです。色を整えるため加熱が当たり前とされるパライバトルマリンでは大変に珍しく、見るのも稀と言われています。それが、な、な、なんと複数使いされています。添えられたマーキースカットのダイヤモンドも美しくまさに「Grace」！！大粒に負けず劣らずの存在感を示しております。

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PT950 ブラジル産非加熱パライバトルマリンダイヤ Grace リング PRT 1.11ct D 1.42ct

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パライバトルマリンについて知りたい方は「宝石辞典パライバトルマリン」をチェック♪

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トルマリンのリングをご紹介

華やかでスタイリッシュ。残り少ないトム・ムンシュタイナーさんの作品

改めてトルマリンですが、以前にも取り上げていますが復習いたしましょう。
和名は電気石。加熱（焦電）や圧力（圧電）で電気を帯びるためそう呼ばれていますが、ない色がないと言われるほどのカラフルな色合いが宝石としての魅力です。

組成はNA（Li1.5、Al1.5）Al6Si6O18（BO 3）3（OH）4。実は大変に複雑な組成をしており組み合わせによりさまざまな色を呈するのも納得です。

また色によって呼び方も特徴がありますね。青系統はパライバやインディゴ、ミント、赤はルベライトやピンク、緑はヴェルデやクロムグリーン、黄はカナリー、紫はシベライト、無色はアクロアイト、黒はショールなど。ドラバイトも車の色でも使われることで有名になりました。さらにバイカラー、ウォーターメロンなども人気ですね。

今回は残り少ない希少なトム・ムンシュタイナーさんの作品。しかも赤のパーティーカラーのような、華やかでスタイリッシュなお色味です。是非一度つけてみてください。