豆知識

貴金属・銀(シルバー/Silver)とは?特徴・歴史をご紹介

1995年9月5日

ジュエリー・アクセサリーでよく使われる貴金属の銀(シルバー/Silver)の特徴や歴史についてご紹介します。

銀(シルバー)の歴史

銀はと同じくおよそ5000年にも及ぶ豊かな歴史を持ち、人類の歴史のなかでも神聖な位置を占めています。

はるか昔シュメールの都・ウル※から、古代アメリカ、ギリシャ=ローマ文明、古代の極東まで、銀はこの2000年以上にわたって地球上のほとんど全ての文化で使われてきました。

「ウル」とは

古代メソポタミア南部にあった古代都市。

対になる貴金属で、より艶やかなゴールドと共通点が多く、シルバーも個人的な装飾品としてきわめてよく使われます。

銀の純度

純銀または純良銀(ファインシルバー)は、金と同様に比較的柔らかく展性が大きいものです。

その結果、純銀製は丹精込めて作り上げたジュエリーやその他の製品が損傷しやすくなります。そのため銀は通常二次金属や銅合金にしてより耐久性のある貴金属に仕上げることが多いのです。

銀の純度は、金とは違ってプラチナと同じく千分率で表されます。通例見られる銀の純度には次のようなものがあります。

名前純度割合
ブリタニアシルバー95895.8%
スターリングシルバー92592.5%

スターリングシルバーとは

スターリングシルバー

スターリングシルバーとはシルバー925のこと。純銀が92.5%入り、強さと耐久性を加えるために二次金属と合金にしています。美しい高品質のシルバージュエリーや、その他の芸術作品のための規定された純度です。

銀の価格設定

スターリングシルバーに加えられる少量の銅は価値にほとんど影響を及ぼしません。その代り銀製品の価格は製品を仕上げるのに掛かった労力と技能に影響を受けます。

トロイオンス

1orzの金地金(Olegvolk (http://www.olegvolk.net), CC BY 2.5, ウィキメディア・コモンズ経由で)

金や銀のような貴金属は、多くの場合「トロイオンス(金衝オンス、Troy Ounce)」で売られています。ゴールドの1オンスが、食料品店で見られる典型的な「オンス(常用オンス、Avoirdupois Ounce)」より約10%多いということを知らない人もたくさんいます。

「トロイオンス」という名前は、中世栄えたフランス・シャンパーニュ地方の商業都市トロイ(Troyes)で使われた重量制から名付けられたと考えられています。1トロイオンスは、31.1035グラムです。

まとめ

今回は貴金属の銀(シルバー/Silver)についてご紹介させていただきました。

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