宝石カット「マーキスカット」とは？【ジュエリー豆知識】

今回は、たくさん種類のある宝石カットの内の一つ「マーキスカット」について説明していきます。

宝石の各部の名称

マーキスカットを説明する際に、宝石の各部の名称が文中に度々登場します。各部の名称をチェックしてくださいね。

宝石の各部の名称

ファセット：宝石の表面に施された一つ一つの面を指します。

名前の由来

「マーキス」とはフランス語で、侯爵夫人や女侯爵の意味を持ちます。

マーキスカットはポンパドゥール侯爵夫人の魅惑的な笑顔にちなんで、その微笑みに似合うダイヤモンドを望んだフランスの太陽王ルイ15世が制作を依頼したものです。

マーキスカットの特徴とは

マーキスカットの標準的なファセット数は57です。マーキスカットは「ナベット」型としても知られ、上からまっすぐに見下ろすと、ラグビーボールのように両端が一点まで引き延ばされた長円形に見えます。

通常、縦横の割合は2：1です。マーキスカットの宝石では、浅すぎないようにすることが重要で、浅いと光が宝石の裏へ通り抜け、輝きと色が減ってしまうからです。ただし、あらゆるカラーストーンの場合に当てはまることですが、宝石の種類によって異なります。

マーキスカットのジュエリー

マーキスカットは優れた輝きと色を示すので、ソリテールとして使っても、または小さめの石を添えて引き立たせても豪華です。

まとめ

今回はマーキスカットについてご紹介させていただきました。

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