ギリシャ語で「バラ色」という意味を持つ、「ロードクロサイト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。
ロードクロサイトとは
ロードクロサイトの特徴 | |
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原産地 | オーストラリア、ブラジル、ナミビア、南アフリカ |
色 | ブラウン、レッド、ピンク、ホワイト |
属性 | ロードクロサイト |
硬度 | 3.50 - 4.50 |
屈折率 | 1.60 - 1.80 |
比重 | 3.40 - 3.70 |
結晶系 | 六方晶(三方晶) |
名前の由来
ギリシャ語でバラを意味する「rhodon」と、色を意味する「chroma」を合わせた「バラ色」という意味です。
ロードクロサイトの伝説・歴史とは
愛のジェムストーン
ロードクロサイトはクリスタル・ヒーラーには愛のジェムストーンとされ、感情や男女のエネルギーのバランスを取り、意識をはっきりさせる助けをし、母なる大地を癒すといわれています。
ロードクロサイトは1930年代に人気で、置物として装飾的に彫られることがありました。
ロードクロサイトの特徴・特性とは
人気の由来
宝石としてクオリティが高く、ロードクロサイトは非常にポピュラーです。一粒だけでも、その内側から輝くような鮮やかなローズピンクで、見る人を驚かせます。
ロードクロサイトの色
ロードクロサイトは炭酸マンガンで、非常に淡いピンクのもの、橙赤色の淡いものから濃いもの、マホガニーレッド、濃橙色、チョコレート色や黒の淡いものから濃いものまでといった色があります。マンガンの含有率が高いものが、鮮やかなローズピンクや赤い色になります。
特定の方向に割れやすい性質を持つ
透明で美しいロードクロサイトはファセット・カットされることもありますが、特定の方向に割れやすい性質のためカッティングは難しいとされています。そのためカボションカットにされることがあり、ピンクと赤、ピンクと白が帯状に見られます。
主な産出場所
ロードクロサイトは銀、鉛、銅の鉱石を含む熱水の鉱脈から採掘されます。個々の結晶は、菱面体晶、偏三角面体をしていますが、大きなものは非常に珍しいです。
ロードクロサイトは、世界中の多くの場所で見つかっています。この数年間、アメリカのコロラド州にあるアルパのスイートホーム鉱山とシルバートンのサニーサイド鉱山は、ロードクロサイトの鉱石標本専用に採掘されてきました。南アフリカのホタゼル鉱山は、深い赤色の結晶が採れることで有名です。
しかし最も有名な鉱山はアルゼンチンのカタマルカ、ラ・リオハ地方にあります。ここにある鉱山では、「インカローズ」と呼ばれるピンクと赤が縞状になった美しいロードクロサイトが産出されます。
まとめ
「ロードクロサイト」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。
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