ロウのような光沢を持つ「ラピスラズリ」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。
ラピスラズリとは
「ラピス」と縮められることもよくある「ラピスラズリ」はロウのような光沢を持つ宝石で、12月の誕生石です。
ラピスラズリの特徴 | |
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原産地 | ブラジル、インド、マダガスカル、メキシコ、南アフリカ、タンザニア、アメリカ |
色 | 黒、青、茶、淡黄褐色、緑、グレー、赤、黄褐色、白、黄 |
属性 | クオーツ |
硬度 | 5.00 - 6.00 |
屈折率 | 1.500、1.670 |
比重 | 2.75(+ / - 0.25) |
その他 | 12月の誕生石 |
名前の由来
「ラピス」という言葉はラテン語で「石」を意味します。「ラズリ」と「ラズライト」という名前はペルシャ語の「ラズワルド」、ラテン語の「ラズルム」から来ていて、どちらも青や天空という意味です。
ラピスラズリの伝説・歴史とは
ラピスラズリほど長く、多くの逸話に彩られた歴史をもつ宝石はまずありません。古代エジプト人が宗教儀式で使用したり、古の錬金術師がよく使った石でもあり、薬品や化粧品、絵の具にも使われていました。
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ラピスラズリの特徴・特性とは
ラピスラズリは実のところ岩石です。
主成分はラズライト(青金石)ですが、真鍮色のパイライト(黄鉄鉱)の斑点や、筋状やまだら状になった白いカルサイト(方解石)が含まれます。また、少量のダイオプサイド(透輝石)や長石、角閃石、雲母などが含まれる場合もあります。
最高品質のラピスラズリとは
最高品質のラピスラズリは鮮やかなロイヤルブルーで、カルサイトは見えず、パイライト(愚者の黄金)のきらめく斑点が表面に軽くふりかけたように広がり、神秘的な魅力を添えているのです。
ラピスラズリの鉱山
アフガニスタンのバダフシャン地方のサル・エ・サングにある有名なラピスラズリの鉱山は、約7000年にもわたって採掘され、世界で最も古く、長期間操業している鉱山のひとつです。
まとめ
「ラピスラズリ」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。
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