「ヘソナイトガーネット」について基礎知識をまとめました。
ヘソナイトガーネットとは
緑色系ガーネットのウグランダイト系統の中のグロッシュラーガーネットの中で、オレンジや赤色系のものは「ヘソナイト」と呼ばれています。
完璧な色合いのヘソナイトガーネットは、明るい金色がかったオレンジ色で、内側から燃えるようなハチミツとオレンジを合わせたような色です。赤や茶色がかったヘソナイトもあります。
ヘソナイトガーネットは、スリランカの砂利の中でさえもよく見られるほどで、また、アフリカでもその存在は確認されています。
透明度が高い方が価値も高いのですが、インクルージョン(内包物)がよく見られ、独特の糖蜜のような筋によって油を塗ったような、あるいはガラスのような見た目になります。
ヘソナイトガーネットの歴史
ヘソナイトガーネットは何千年にもわたって愛され、古代ギリシャやローマではジュエリーやカメオ、インタリオとよばれる沈み彫りなどに使われました。
「カメオ(Cameo)」と「インタリオ(Intaglio)」
ヘソナイトガーネットの名前の由来
ヘソナイトガーネットの名前の由来は、ギリシャ語で「劣る」という意味の「エッソン(hesson)」からきています。これは、他のガーネットと比べて硬度や屈折率が少し低いことから名付けられたそうです。
しかし、名前の由来に惑わされてはいけません。ヘソナイトガーネットはそれでも耐久性があり、十分ジュエリーに適しています。
ヴェーダ占星術に使われているヘソナイトガーネット
ヴェーダ占星術で広く使われているヘソナイトガーネットは、ヒンディー語で「ゴメダ」と呼ばれています。古代ヒンドゥーの人たちは、ヘソナイトは東の湖にまかれた大悪魔ヴァラの爪からできたと信じていました。
ヴェーダ占星術師は、ヘソナイトを金にはめたお守りで、寿命が延び幸福になると考えました。
「ヴェーダ占星術」とは
9000年以上前にヴェーダというインドの古書に記された、神聖なる占星術。
まとめ
「ヘソナイトガーネットガーネット」の特性、特徴、歴史についてご紹介いたしました。
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