毎週土曜日放送の「極みの宝石ショッピングアワー」でご紹介した商品の中から、さらに厳選した 「極みの中の極み」ジュエリーを取り上げてまいります。

GSTV番組ガイド誌「GSTV FAN」2023年6月号掲載

パライバトルマリンのリングをご紹介

ブラジル産を圧倒するモザンビーク産の逸品。
産地に思いを馳せコレクションするのも一興かも

じめじめした梅雨の季節にさわやかさを足すため、そして来る夏を期待して、美しいパライバトルマリンをご紹介しましょう。

あえて今回はブラジル産を圧倒するモザンビーク産の逸品。銅の含有量が少ないアフリカ産にとっては逆にレアケースになるでしょう。さらにモザンビークというとトルマリンの中でもリディコータイトに鑑別される場合があるのも特徴ですね。難しいところになりますがエルバイトのナトリウム部分がカルシウムに置き換わっているものの、価値が大きく変わるわけではありません。綺麗なリディコータイトは今までマダガスカルくらいしかないと思われていたので希少かも！？

さらにマダガスカルのリディコータイトは美しい三角形のバイカラーやマルチカラーを示していたので人気が高いのです。産地に思いを馳せコレクションするのも一興かもしれません。

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PT950 モザンビーク産パライバトルマリン H&Cダイヤ（リリーダイヤカット） リング PRT 3.621ct D 1.27ct（LI）

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グリーントルマリンのリングを紹介

あえて深みのある妖艶なグリーントルマリンを選ぶのも大人の魅力

せっかくなのでトルマリンをもう一つ。
新興のパライバトルマリンに押されつつも、いぶし銀の美しさを持つのがグリーントルマリン。

「エルバイト」とパライバでお話いたしましたが、名の由来はイタリアのエルバ島から。メディチ家、ハプスブルク家が領有し、のちにナポレオンも住まいにしたところです。そこでトルマリンが多く採掘されたのは19世紀になってからと言われていますが、トルマリン自体は古くからありました。19世紀になるまではエメラルドに間違えられたり、価値が定まらず名の由来の通りトルマリ（混じり合った石）と扱われていました。

スリランカ、アメリカ、ブラジルと、大きな鉱床が発見されメジャーになり、日本でも大人気になりましたが、今のトルマリン人気は以前とは違い、パライバやバイカラー、マルチカラーなどの時代に合ったその多様性にあるようです。そのためあえて深みのある妖艶なグリーントルマリンを選ぶのも大人の魅力かも！

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PT950 グリーントルマリン ダイヤ ブラジル産パライバトルマリン リング T 14.268ct D 1.22ct PRT 1.08ct

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デマントイドガーネットのリングをご紹介

一目ぼれするほど美しいこの輝きは一見の価値あり！

雨後の美しい木々のようなデマントイドガーネットをご紹介させていただきます。
「極み」と言うにはサイズは大きくないのですが、一目ぼれするほど美しいのであえて取り上げさせていただきました。

OAでいつも申し上げている通りデマントイドガーネットの品質は様々です。色、ホーステールの入り方、テリ、ディスパージョンすべてが整うのは至難です。ただ、それがここに在ります！ 色を伴ってのこの輝きは一見の価値ありです！ しかもオーバルでこの輝きは相当に品質が良い証。ラウンドが多い中あえて選ぶのも「通」なのかもしれません。

今後も入荷の見込みは少ないのでお得に一つ、ハイクラスをお求めいただくチャンスです！

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PT950/K18YG ウラル産デマントイドガーネット H&Cダイヤ（リリーダイヤカット） リング DTG 約0.40ct D 約0.45ct（LI）

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大松 彰（おおまつ あきら）

2015年秋 FGA（英国宝石学協会正会員）取得、ジュエリーコーディネーター１級、天然石検定１級、真珠のプロSA（シニアアドバイザー）　※「宝石王子®」は大松彰の登録商標です。

＞大松 彰のプロフィール・Q&A

毎週土曜19時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」

毎週土曜19時放送の「極みの宝石ショッピングアワー」。番組が気になる方は、GSTVオンラインストア「TV番組表」から録画放送をご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

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