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インタビュー

【特別企画】ジュエリーデザイナーAZUSAさんロングインタビュー

2020年11月13日

ジュエリーの魅力を創るのに最も重要な役割でもあるジュエリーデザイナー。
今回は特別企画第2弾としてGSTV専属ジュエリーデザイナーAZUSAさんにロングインタビューをいたしました。大胆な色使いと独自のセンスが光るダイナミックなモチーフジュエリーが多くのファンを魅了するAZUSAジュエリーは、どのようにして生まれたのでしょうか?

AZUSAとは

幼少期から動物と絵を描くことが好きで、アートの世界へ。有名ブランドとのコラボレーション、音楽関連のアーティストやモデル等のジュエリーデザインを手がけた。
現在はGSTVの専属デザイナーとして活躍中。これまでのキャリアを活かしつつ、古典的スタイルの継承、アンティークジュエリーの再現、AZUSA特有の写実的デザイン、常識を覆す宝石の配置などの作風は、新進気鋭のデザイナーとして常にファンを魅了してやまない。

ジュエリーデザイナーまでの道のり

宝石やジュエリーに興味を持ったきっかけは?

10代のころ偶然アンティークジュエリーの展覧会を観に行ったのがきっかけです。手のひらに乗るほど小さなジュエリーの中にさまざまな文化や歴史、身に着ける人の思いが込められていること、また細やかで緻密な細工に感動して興味を持ち、そこからジュエリー関連の本を読むようになりました。

見た目の華やかさや美しさだけではなく、作られた時代の背景、使われている宝石の価値やモチーフの意味など、知れば知るほど奥深い世界に夢中になりました。

いつ頃からジュエリーデザインの道に進もうと思いましたか?

子どものころから絵が好きで元々油絵を勉強していたのですが、ジュエリーの専門学校に入って3年間基礎から勉強しました。

少し意外に思われるかもしれませんが、当時は自分の見てきたもの、思い描いたものを形にする方法が知りたかったので、座学よりもワックスによる原型作製やキャスト(鋳造)、磨きなど造りのほうをメインに行っていました。

ワックスによる原型作製

卒業後は職人になるかデザイナーになるかで迷った時期もあったのですが、学校の先生の後押しもありデザイナーとしてキャリアをスタートさせて今に至ります。先生がすすめてくれなかったらデザイナーにはならなかったかも。

学校の課題の原型を作成したり、自分のオリジナルも原型を作ってたりしてました。もしかしたらそのオリジナルの原型を見て、先生がデザイナーへの道を進めたのかもしれませんね。

モチーフのディティールや石の色使いに関してはよく言われるのですが、絵を描いていたときの影響が大きいように思います。

絵はいつから勉強してましたか?どんな絵が得意でしたか?好きな作家は?

幼稚園からお絵描き教室に通っていました。写実的な、細かいもの。当時からディテールの細かいものが好きでしたね。模写もしてました。作家でいうとブリューゲルが好きです。バベルの塔の絵など好きです。

ジュエリーデザインについて

ジュエリーデザインをするとき、何からインスピレーションを受けますか?

日常のどんなことでも。常に何か作れないか、形にできないか考えている感じでしょうか。おにぎりをジュエリーにするくらいなので(笑)

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映画や音楽からインスピレーションを受けることはありますか?

音楽はパンクが好きです。セックス・ピストルズとか聞いてました。

映画だとタランティーノ監督が好きですね。「キルビル」「パルプフィクション」「ナチュラルボーンキラーズ」など。邦画だと「カメラを止めるな」はハマって3回も映画館に見にいきました(笑)ミニシアター系の映画も好きで、あとは昔の香港映画も良く見てました。ウォン・カーウァイ監督の「ブエノスアイレス」とか好きでした。

デザインをするにあたり、こだわっていることは?

どれだけ人を楽しませられるか、新しいものを見せられるか。

ジュエリーの場合、地金の厚みや石座の高さが0.1mm違うだけでも仕上がりや着け心地が変わってくるので、その辺りはとてもこだわっています。

好きなモチーフは?

動物や昆虫、人体のモチーフ(目や手、骨など…)が好きです。よく変わっているといわれるのですが、機能性があって有機的で美しいものに惹かれます。デザインするときはディテールのリアルさとジュエリーとしての綺麗さを両立させるようにしています。

紹介したいジュエリーは?

今日もインデックス(人差し指)に身につけているのですが、この蜘蛛のリングです。(現在は販売されていません)

蜘蛛は糸を紡いで巣を作ることから世界を作ったという言い伝えがあって、ものづくりをしている私にとってはお守りみたいなモチーフです。立体感、素材、色の組合せ、裏板が蜘蛛の巣になっているところまでとことんこだわり抜いて作りました。

こういうリアルな造形の蜘蛛は好みが別れるかなと思っていたのですが、予想外にお客様からの反響も大きく思い出に残っているアイテムです。

《SOLD OUT》


現在販売されている中では、こちらのジュエリーをご紹介します。

メメント・モリ

メメント・モリとは…

「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味で、芸術作品のモチーフとして広く使われています。現代では「死を意識することで、より良く生きることができる」「明日死ぬかもしれないから、今日を楽しもう」という前向きな意味で捉えられています。

リリーセブンオールスターリング

カットの違うリリーダイヤモンドを7種類使用したリング。カットの種類は、プリンセスカット、バゲットカット、アッシャーカット、タワーカット、クリスカット、クリスクッションカット、ラウンドカットです。シャープでカッコよく装っていただけます。

ジュエリーデザイナーのコーディネート

普段のお洋服やジュエリーコーディネートを教えてください。

インタビュー当日のAZUSAさんのジュエリーコーディネート

柄やモチーフのアイテムが好きなのでZARAやH&Mはよくチェックしています。セレクトショップや古着屋、蚤の市なども好きで、珍しい柄や変わったデザインのアイテムがあるとついつい手に取ってしまいます。蚤の市でジュエリーブースであれこれきくと「お姉さん何してる人?」って聞かれちゃいます(笑)アンティークやビンテージのものに出会ったりして楽しいです。

コーディネートは、たとえば花柄の洋服なら少しダークなイメージでアニマルや昆虫モチーフのジュエリーを合わせるなど、自分の中でストーリーを作って楽しんでいます。GSTVでデザインした蜘蛛のリングとペンダント、スカルのリングは普段でも良く着けています。

以前GSTVブログで紹介した、もはやタランチュラレベルのサンプルのピアスがすごく印象に残ってます!

ブログを見た方からも「デザイナーっぽくていい!」との声があったそうです。

当時(2017年頃)ピアスの表側と裏側(キャッチ側)で1つのデザインになるようなものを作ってみたくて、スタッフと相談しつつ試作品を作ってみました。どうせならと思い切ってスパイダーモチーフにしたのですが、ボリューミーでちょっと重かったですね。

ジュエリーファンへメッセージ

いつもGSTVをご覧いただきありがとうございます。感謝祭などのイベントや店舗でお会いして声をかけていただけることもあり、とても励みになっています。

これからもGSTVならではの様々な宝石の世界を楽しんでいただけるよう、また宝石やジュエリーの魅力を感じていただける新しいデザインを発信していきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。


シンプルな装いプラス「私らしさ」の個性を出すスタイルが求められているような現在。AZUSAジュエリーは装いのスパイスとなるものが多く、これからも楽しみです!

\もっと見たい方!/
GSTVオンラインストアではAZUSAコレクションのジュエリーをたくさんご紹介しております。

-インタビュー