宝石カット「エメラルドカット」とは？【ジュエリー豆知識】

今回は、たくさん種類のある宝石カットの内の一つ「エメラルドカット」について説明していきます。

宝石の各部の名称

エメラルドカットを説明する際に、宝石の各部の名称が文中に度々登場します。各部の名称をチェックしてくださいね。

宝石の各部の名称

ファセット：宝石の表面に施された一つ一つの面を指します。

エメラルドカットの特徴とは

エメラルドカットはステップカットの一種

エメラルドカットとは、ステップカットの一種。

ステップカットは、ブリリアントカットに次いで良く使われる主要なファセット・スタイルです。別名「トラップカット」とも呼ばれています。

長方形や正方形または多角形の石に使われ、長めのファセットは宝石の色を最大限に引き立たせます。しかしインクルージョンがより目につきやすくなるので、このカッティングスタイルは比較的インクルージョンの少ない、または極彩色の素材に最適です。

エメラルドカットとバケットカットの違い

ステップカットには、エメラルドカット以外にバケットカットなどの種類があります。

違いは、バケットカットは角ばったカットに対し、エメラルドカットは角を僅かに切り落としたカットです。

エメラルドのために特別に開発されたカット

角を僅かに切り落とすエメラルドカットは、エメラルドのために特別に開発されました。それはカッティングの際にかかる圧力を減らし、欠け（チッピング）や割れを防ぐためでした。

今日では現代的なカッティング技術によってこの目的の重要性は減り、幅広い種類の宝石に使われています。

まとめ

今回はエメラルドカットについてご紹介させていただきました。

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