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宝石辞典

ジャスパー(碧玉)の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

1995年12月9日

「ジャスパー」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説についてご紹介します。

ジャスパーとは

ジャスパーは不透明で粒子の細かい種類のカルセドニー(潜晶質クォーツ)です。一般的に赤、黄、茶、緑などの色で、斑点があります。通常カボションカットを施され、伝統的にブローチやイヤリング、ネックレス、ペンダント、インタリオ、カメオなどのジュエリーに使われてきました。

ジャスパーの特徴
原産地 インド、マダガスカル、メキシコ
茶、緑、グレーがかった白、ピンク、赤、青みのある紫、黄
属性 カルセドニー
硬度6.50 - 7.00
屈折率1.54
比重2.58 - 2.91

名前の由来

ジャスパー(Jasper)の名前は「斑点のある石」を意味する古代フランス語「jaspre」ラテン語の「jaspidem」ギリシャ語の「jaspis」に由来すると言われ、他の種類のカルセドニーも指していたようです。

ジャスパーの伝説・歴史とは

お守りの宝石として好まれていた

ジャスパーは古代にはお守りの宝石として好まれ、ギリシャやヘブライ、アッシリア、ラテンなどの文献に記述が残っています。

例えば、ジャスパーは神が山の上でモーゼに授けた「火の石」(エゼキエル書28章13節から16節)のひとつで、天使を呼ぶ力があるとされました。モーゼは火の石に、祭司長である兄アーロンの神聖な胸当てにつくように命じました(出エジプト記28章15章から30節)。

聖書にも登場しているジャスパー

新約聖書では(ヨハネの黙示録21章19節)、ジャスパーはエルサレムの城壁の土台石となった12の宝石のひとつで、エルサレムの12の土台石を12使徒にあてはめたカエサレアの司教アンドレアスは、ジャスパーを聖ペテロの象徴としました。

地面の血の象徴

アメリカ先住民の文化には、ジャスパーを地面の血の象徴とする考え方があり、地面の深く安定的なエネルギーとつながりを持つのに最適な宝石としていました。

クリスタル療法

クリスタル療法では、ジャスパーは守りの力のとても強い宝石。オーラを安定させ、機能していないエネルギーを排除することによって、リラックスや満足、思いやりを促してくれるとされています。

ジャスパーの特徴・特性とは

ジャスパーは潜晶質のクォーツのグループです。

クォーツの宝石は一般的に結晶の大きさによって、顕晶質のクォーツ潜晶質のクォーツの、2つのグループに分けられます。

「潜晶質クォーツ」とは

クォーツで個々の結晶が小さくて判別しにくいもの。カルセドニーはそのうちのひとつの名前ですが、同時に潜晶質のクォーツ全体を指す包括的な語としても使われます。
ジャスパー以外にも次のようなものがあります。
  • アゲート
  • カーネリアン
  • サード
  • クリソプレーズ
  • ブラッドストーン

「顕晶質クォーツ」とは

クォーツで結晶の大きなもの。顕晶質のクォーツには次のようなメジャーな宝石がたくさんあります。
  • アメシスト
  • アメトリン
  • シトリン
  • グリーンアメシスト(プラシオライト)
  • ローズクォーツ
  • ルチルクォーツ
  • スモーキークォーツ
  • タイガーアイ

まとめ

「ジャスパー」の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説・歴史についてご紹介いたしました。

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