魅惑のイタリアンジュエリー

魅惑のイタリアンジュエリー【第2回】ヴィチェンツァのゴールドジュエリー

2022年1月31日

歴史ある金細工、洗練されたデザイン、大ぶりながら軽やかさも併せ持つ、魅惑のイタリアンジュエリー。その魅力を皆様によりご堪能いただけるよう、イタリアンジュエリーにまつわる知見をご紹介いたします。

(番組ガイド誌「GSTV FAN」2022年2月号掲載記事をWEB用に再編集しております)

「ヴィチェンツァ」のゴールドジュエリー

ルネサンス期の建築家アンドレーア・パッラーディオが手掛けたヴィチェンツァ市街地。世界遺産にも登録されている。

 ベネチアから西におよそ75km。イタリア最大のジュエリーショー「ヴィチェンツァ・オーロ」の開催地でもあるヴィチェンツァ市はアレッツォに並ぶ、世界のゴールドジュエリーの生産拠点でもあります。古くはベネチアで流通していた金貨や銀貨を作る街として知られていました。

イタリア最大のジュエリーショー「ヴィチェンツァ・オーロ」

数百年に及ぶその歴史と精錬の技術は後世に受け継がれ、世界に名だたるゴールドジュエリーの産地として発展したのです。

 ヴィチェンツァのゴールドジュエリーは、過去40年ほどの間に劇的な変化を遂げています。マシンチェーンメーカーの中から、オリジナリティを出すためにあえて手作業で複雑なネックレスを生み出すメーカーが出始めました。その代表作がオメガネックレス。さらに数年後、半球をふたつ張り合わせたような様々な形のオリジナルパーツを作り、それらを繋ぎ合わせてネックレスなどを作るスタンピング技法のメーカーも躍進します。

(左)ヴィチェンツァを代表するマシンチェーン、(右)クリシュナを生み出したBRIO社の工房

 そして19年ほど前、とあるメーカーが独自の艶消しスタンピングパーツとカラーストーンの組み合わせという、まったく新たな発想に基づくストーンジュエリーを開発。現在、世界のジュエリーバイヤーたちから大いに注目を集めています。

華やかで、身につけやすさも魅力なクリシュナのジュエリー

 GSTVでご紹介している「クリシュナ」のジュエリーは、まさにこうしたヴィチェンツァでの長い歴史の流れの中から産みだされた、偉大な産物と言わざるを得ません。


\もっと見たい方!/
GSTVでは、様々なデザインのイタリアンジュエリーをご用意しております。

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